今日はGorschという洋服ブランドの展示会へいきました。
デザイナーの鈴木君は、今から13,4年前にボリビア大使館で一緒に働いていた仲間で、ボリビアを最後に外務省を辞めて、アメリカの大学で芸術を学び、ドイツ、イギリスで洋服づくりの修業した人です。
小さな大使館だったこともあって、お互いの日常や悩み事を話し合う関係でもあり、当時の彼は昔からの夢だった洋服づくりに転身するか、あるいは安定な公務員の道を続けるか、真剣に悩んでました。
私の医務室に所用で来るたびに彼の悩みを聞いては、「夢を追え❗️」の一点張りだった私🍀
そしてついに腹を括って外務省を辞めて、「アメリカの大学に入る💪」と決めてからの彼は凄かった🙀
彼の仕事部屋のTVからはアメリカのニュース番組が常に流れていて、歩きながらの電話は英語で話し、夢を叶えるための努力が並大抵のものではなかったからです。(それでも仕事はスペイン語🇧🇴)
今日その話を鈴木君にしたところ、アメリカに渡ってからはもっと勉強したそう。
それは「言葉が話せないから日本に帰った」となるのはカッコ悪いと思ったから。芸術的センスが足りないならまだしも、英語が話せなくて帰る原因にはしたくなかったと話してました。
大使館時代からの穏やかで誠実な人柄と豊かな感性は健在で、いろんな経験を経たことで一層深みが増してキラキラ輝いてました✨
誰もが自分の核となるものを持っていて、原石を研磨するみたいに輝かせていくんだと思っていますが、早いうちに自分の適性を見出して磨きをかけていった彼自身や彼が生み出す洋服は、これからますます多くの人に愛されていくに違いありません。
そんな姿をうんと年上のお姉さんの如く、遠くから見守っていきたいなと思っています🤗
鈴木君と私