【前篇】より続く。
旧道が丸柱川を渡る橋は、非常にシンプルだった。
上流側より。斜めに架かっているのがよくわかる。
ここらで降りてみた。
旧道の土留めは谷積み。昭和中期ごろ、ってとこかな。
で、この橋…
パッと見、桁と橋台が一体になってるように見えた。ラーメン橋か、もしかして?って。
地味な橋だが、
これ案外個性的なきがしてきたぞなもし。
コンクリートパイル橋脚の一本には、
「大同パイル」とあった。
下流側より。
こっち側で見ると、全然橋台と桁が一体なんかじゃなかった。桁橋だったか~。
路盤に復帰して、
橋を振り返り。
言うまでもなく、一切の情報は皆無。む~。
では進軍再開するが、
橋からすぐのところにこんな謎スペースが。
展望台?
んなわけあるか(笑)。見下ろせるのは丸柱川のささやかな流れのみ。謎や~。
橋から数十mで、
現道が見えてきた。左端に写っているのがそれだ。
けど、すぐには合流しない。
あくまで丸柱川に背くことなく、忠実に寄り添い続け…
やがて、現道が丸柱川を渡るのを見届けるように
合流。
その最後の数十mだけ、
舗装路面が復活していた。ここらだけ何かでたまに使われることがあるのかも。
現道より、合流地点を。
これも、改めて確認したらたかだか距離350mほどのプチ廃道だったけど、わたくし的にはかなり楽しめた。
上の写真でちょっと先に見えている、現道が丸柱川を渡る橋、お名前は
桜峠橋と。
なんかいかにもって感じ。旧道のあの橋の名前もこれだったとは、ちょっと思えないけど。実際どうなんだろうか。
お誕生日は、
「平成14年11月」。
ということは、この翌年かそのくらいには開通したのだろう。だとすれば、探索時点で旧道落ち後20年弱ほどだったことになる。廃化したのもほぼ同時だろな、きっと。
こんなとこ歩いてるやつはそうそう見ない。行き交う車から奇異の目で見られつつ…
戻ってまいりました~。
この県境の駐車スペース、二つの廃道パートの真ん中のちょうどいいとこにあって助かった~。
最後に、Google Map航空写真モードでどうぞ。
以上、県境を挟んだプチ廃道二本、ご紹介いたしました~。
【次回】は、実際の当日の流れどおり、旧々道をちょっと辿ってみたスピンオフを。