禁断のM峡温泉、ルートBリベンジ 【6】 | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

【5】より続く。この最終回のみいきなりデリケート感全開(笑)。

 

 

 

進軍開始から1時間31分。

ついに捉えた、「ルートB」からの「T乃家」の姿。

 

思ったより大変だったなあ…(笑)。ちなみに、いろいろ脱線しながらの~んびりと進んできたので、急げば1時間かからないかも。

 

黄色矢印のところに何かが見えた。

 

 

 

 

 

まずはそこに行ってみた…ら!うお!

チラ見えした物体は焼却炉?っぽいもの(またしても正体不明…)だったが、そこにはなんと、すでに直近から見下ろす「T乃家」建屋が。

 

ビックリした~、知らないうちに、まさかこんなに接近していたとは。もう到着してたんやん。

 

 

 

 

 

約2年半ぶりの「T乃家」。

これで表と裏、両方のルートを制覇したな…と感慨に耽りたいところだったが、

 

ここでわたくし、改めてある事実を認識した。

 

 

 

建屋の方から、機械音がする。

 

 

 

ここは静かな場所ではあるが、対岸の県道を走る車の音などは聞こえるし、決して無音の場所ではない。なのでここまで意識をしていなかったが、そういえばこの少し前から機械音は聞えていたように思う。でもそれは、近辺の山中での山仕事の音かなんかかとスルーしていたのだったが、まさか出所がここ「T乃家」って。

 

マジか。休業に入って数年は経つはずだが、今日は人がいるのか?

 

 

 

 

 

目前には、誘うような径が。

もうちょっと様子を探りたいので、あそこまで行ってみよう…。

 

 

 

 

 

坂を登りながらさらに見上げると…

さらに近くにも、懸造り的な建屋に見下ろされていた。前回も感じたことだが、改めてこの立地にこの規模の建屋群が存在していることに驚く。

 

 

 

 

 

ここで、航空写真で見た、ここ「T乃家」の姿を。

5~6棟ほどもあるんだろうか。

 

かつては川の増水により離れが流されたりなど、その姿は何度か変化してきているようだが、昭和初期の創業時には舟でしか来られなかった、というのがよく伝わる。と同時に、よくそんな場所に旅館を建てたなあと。

 

 

 

 

さてさて、謎の機械音が響く中、離れの陰から様子をうかがってみた。

中央ちょい右に見えているのは「アレ」。

 

 

 

 

 

これは前回写真だが、

勝手口の山門である。

 

 

 

 

 

 

つまり、こういうこと。

前回の引き返し地点となった、N川に面した裏手。それを反対側から見ているわけだ。

 

 

依然として、断続的に鳴り響く機械音。これは、わたくしの印象では…掃除機かなんかじゃないのか?人の姿は見えないが、屋内で掃除機をかけているとしたらそりゃ見えなくて当然だ。

 

休業はしているが、廃業したわけではない…はず。たまたまオーナー掃除に来ているのか?

あるいはもしかして…営業再開するのだろうか?

 

 

 

 

それはわからないが、せっかくのこれだけのお宿。

このままではもったいないと思っていただけに、もしそうなら嬉しいことだ。

 

そうでないなら、単にタイミングが悪かったと(笑)。まあでも、ある意味貴重な体験だったかも。

 

 

 

 

 

当然ながら、これ以上は深追いできない。たとえ(今回は)一切立入●止を冒していないとはいえ(笑)。

とりあえず、見られる恐れのない先ほどの場所まで退避だ。

 

 

 

 

 

なんとも素晴らしい立地、そしてお天気。

ここで、予定通りに行動に移す。

 

 

 

 

 

想像つかれたかと思うが


岩に腰掛けて、お昼をね、ちょっといただきまして(笑)。

 

「T乃家」そばでの滞在時間は、およそ25分。いや、気持ちよかったな~。

 

 

戻りは「祭壇」脇から斜面をよじ登ってショートカット、一番めんどくさかった「中の段」と「下の段」をつなぐ折り返し付近をパスしてやった。往路で「祭壇」を観察している際に、「ここ、登れそうやな~」と見ていたので、復路でさっそく実行に移した次第。

 

 

 

 

 

 


このショートカット効果とほぼ無撮影・無休憩で歩いたこともあり、

復路はたったの32分。往路の三分の一って…(笑)。

 

前回からずっと引っかかってた「ルートB」を無事後略できて、大満足。でも思ってたよりだいぶ疲れた。ここまでのガチ廃道とは…。

 

 

 

 

 

最後におまけ。

 

帰りに、道すがら「ルートA」入口前も見てみたのだが、

この日は一切の措置なく、フルオープン!

 

 

 

 

 

ちなみに前回の様子はこんなだった。

保守作業に入っているだけだったら、入った後にここは閉じておきそうなところ。これやっぱり、営業再開する(してる?)んじゃないかなあ。違うかなあ。

 

ただ、ネットで調べた限りでは、営業再開の情報は得られなかった。準備中?それとも、全て気のせいで、単なる最低限の保守日にたまたま当たっただけ?

 

 

 

ここが営業再開されるなら、行ってみたい人はそれなりにいると思う、わたくしも含め。もちろんちゃんとお客として、ね。

 

その日を楽しみに待つとしよう。

 

 

 

 

以上、完結。