2011年6月15日、出張でやってきた大船駅からほど近い隧道をチェックした。
大船駅西口からだと500mほどだろうか、
イワクありげな「玉縄首塚碑」。
その脇の細道を右折すると、
ソッコーでお出ましだ。We ❤ 鎌倉(笑)。
これ、れっきとした自然の山に穿たれた隧道なんやけど、
大昔のパソコンゲームのポリゴンみたいに、ガッチガチに固められていた。
場所コチラ。
扁額も銘板もなにもなく、現地では情報ナッシン。帰ってから調べたところ、通称トンネルリスト(平成16年度全国道路施設現況調査)でおそらくコレだろうというのを見つけた。
そのお名前は、「オカモトシオバラズイドウ」。
このトンネルの所在するのが鎌倉市「岡本」であるっていうのが最大の根拠。
そして掲載されていたスペックが、昭和45年建造、延長45m、幅員2.7m、有効高2.0mというものなのだが、
それっぽくないか?
ただ、これで幅員2.7mは無理あるよなあ…。けど、他に該当するっぽいデータはなかったんよね。
抜けて、振り返り。
おお、こっちは天然の山のままだった…ように見えたが、
引いて見ると、
隧道向かって右は、もの凄くたっけーコンクリの垂直壁!
山の高さもけっこうありそう。トンネルの延長を考えると、感覚的には薄い屏風のような切り立った山が市街地にドーンと存在しているわけだ。うーむ、これぞ鎌倉クオリティ。
実はけっこう交通量のあるこの隧道。
こういう市街地の狭小隧道、大好きだ。
以上、シンプルに完結。