地上波で放送しなくなったためにF1を観なくなって、はや3年。お金を払ってまで観るほどの価値を見いだせないままに今日に至っております。後追いで結果だけ見たり。時には動画も見たり…。
そんな状況ではありますが、今年もやってきました、モナコの季節。興味のない方でも聞いたことくらいはあるであろう、モナコ・グランプリが、モンテカルロ市街地サーキットにて今週末に開催されます。
モナコは美しい。モナコは冷酷。モナコは特別。
「モナコを走るってのは、リビングルームをバイクでつっ走るようなものだ」。
三度のワールド・チャンピオンであるネルソン・ピケの有名な言葉から始まるこの映像は、過去のグランプリからの様々なフッテージを用いて、この過酷なコースを紹介していく構成。
コレを見てると、ここをF1マシンで攻めるなんて、絶対アタマおかしい(笑)。
ガードレールで囲まれた狭すぎるコースで、バンピーな路面に暴れまくるマシンをミリ単位でコントロール。タイヤのサイドウォールがガードレールに接触する、なんてのは当たり前。ほんの些細なミスも許容されることなく即クラッシュ・終了とか、もう…。改めて世界最高峰のレーシングドライバーたちっていうのは、もうえげつないな、と。
ラリー・ドライバーに比べると、どうしてもキチ●イ度では一歩譲る印象のサーキット・ドライバー。市街地レースっていうのは、そんなサーキットドライバーのキチ●イ度を如実に感じることのできる、貴重な機会であります。
参戦する全てのドライバーが熱望する、モナコでの勝利。ちなみにピケは、結局ここモナコでは勝てなかったですね~確か。ナイジェル・マンセルも然り、チャンピオンドライバーだからって勝てるとは限らないのが難しいところで。
波乱も多いこのコース、逆にF1キャリア唯一の勝利がここモナコ、っていうケースも案外ありますな。一番近いとこじゃ04年のヤルノ・トゥルーリか。50年代のモーリス・トランティニアンのように、キャリア2勝がいずれもモナコ、っていうレアケースもございますが。
これは第50回記念大会となった1992年にフジTVが製作した映像…だと思います、三宅さんがしゃべってるから(笑)。26年も前のものとはいえ、モナコ・グランプリとは?がうまくまとまった内容となっております。グレース・ケリーってやっぱめちゃくちゃ綺麗ですねえ…。
1992年といえば、終盤のアイルトン・セナとナイジェル・マンセルの大バトルで語り継がれているグランプリですが、今やその動画もあんまりイイのがないので、貼るのはやめときます。残念。
というわけで、わたくしは観ません(観られません)が、今年のウィナー予想、本命リカルド、対抗ベッテル、大穴アロンソで。