旧・上小鳥橋 【後篇】 (岐阜県高山市清見町上小鳥) (廃) | 穴と橋とあれやらこれやら

穴と橋とあれやらこれやら

初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

【前篇】より続く。
 
 
 
 
極上の廃橋に正対。
ea4c4556.jpg
 
 
普通自動車の離合も可能な堂々たる幅員ながら、アプローチの旧道敷も含めて舗装されていた痕跡は確認できなかった。…マジ!?
 
 
そして、素敵なことに親柱が健在だ!
 
 
 
 
まずは向かって右。
098ab335.jpg
 
 
どうやったらこんだけボロボロになんの?と言いたくなるくたびれ果てた親柱。そこには
 
16db40dd.jpg
 
 
「上小鳥橋」。
 
 
 
 
そして向かって左。
a9c21ddf.jpg
 
上部は無残だが、まだこっちのほうが状態はマシかな?そこには
 
371c4126.jpg
 
「昭和三十一年十一月竣功」。
マジか?前篇で書いたように、現道の新上小鳥橋は昭和45年12月製。てことは、この橋はたった14年しか一線を張ってないってことか。
 
 
 
 
その「14歳差」を橋上より。
bccb573c.jpg
 
欄干、いい味出してるね~!
 
 
 
 
 
ここで来し方を振り返り。
 
 
 
 
 
 
 
24ff4cad.jpg
 
イイねぇー!!ホンマに国道の旧道なんですか?
 
ココに見えてる短い旧道は、多分農道として現役…なんでしょう。ダブルトラックも見えるし。
 
しかし。それも橋の手前まで。
 
 
 
 
もうお気づきですよね~?さあご一緒に!
 
 
c8f0edbf.jpg
 
久々のグリーン・ヘル~。
 
まあ?毎年言ってんですよ、お盆にどっか行った日にゃあ。こんな時期に来た自分が悪い。なんですがあ、よく見てください、正面の藪の真ん中。金属製のドアがあるんだわ。藪に取り付けられた鉄扉とか、前代未聞。舐めてんのか?(爆)。
 
正直、この藪は強烈過ぎて、ちょっとトライする気になれなかった。親柱もあったのかもだが、とてもとても。実はこの時雨がパラついており、この10日後に巡り合うことになるココと同じく、じっとり濡れた藪はカンベン。
 
もういいや、と思った最大の理由は、幸いにも「お名前」「お誕生日」という2大項目がすでに確認できたから。このどっちかが判明してなければ、たぶん突入したと思う(笑)。
 
 
 
とはいえこのまま撤退も悔しいので、現道から反対側へ回って、攻略できないか見てみることにした。
その前に、下から拝めないかチャレンジしたが、
61db27f9.jpg
 
コレが限界でした~。
 
 
 
 
 
そして回ってみた反対側は…
3da9db9d.jpg
 
限界超えまくってる~。左端のほうにうっすら見えてるのが旧橋の欄干。そこまでは見渡す限り、ご覧のような藪。激藪って言葉さえ生ぬるい、真性のグリーン・ヘルでありました。こりゃあ踏みこめんわ…地形さえ判別できんようなとこにゃあ。
 
 
果たして冬場ならOKなのかといえば、それも疑問だ。あれは通年仕様ではなかろか?綺麗なお花で慰めてくれても悔しさは晴れないが(笑)、それもまた廃橋ならでは。いや、堪能させていただきました。
 
 
 
以上、完結。