2017年2月28日。仕事でやってきた場所の近くで見つけた橋をご紹介。
京阪本線の高架に沿って、東から。
一見なんてことのない橋だが、わたくしは見逃さない。
この古色蒼然とした親柱を。ぇーと…
読めない(笑)。
道の向い側の親柱で橋の名前は見当がついていたのだが、それでもそうは読めない。あー、くずし字とか変体仮名、読み下せるようになりたいなぁ…。
前も書いたけど、変体仮名を文字入力って出来たりするんだろうか。特殊なソフトとか必要?
この親柱だけ古そうに見えるパターン、たま~にアタリがあるのだけど、ココは果たして…
アタリだった(笑)。
欄干が残念改修されたのみで、どうやら橋自体の架け替えはされていない。このリベット打ち鋼ガーダーは、どうもオリジナルっぽいぞ。
シカ~モ。
なんと橋台は煉瓦積みじゃねぇか!
いかにも堅牢な、イギリス積みの橋台。かなり古いのか?この橋?
と言ったところで、わたくしこれも見逃さない。親柱の後ろ側面…。
どうやら「昭和七年十月架設」って刻まれてるな。
しかし、昭和七年で煉瓦橋台はないだろう。あれはおそらく、先代橋の忘れ形見か?
北側(京阪の高架下)からも観察。
橋に隣接した人道橋の下までをカバーする煉瓦橋台。
先代橋は、もっと幅員が大きかったのかもしれない。あるいは、その頃は京阪の線路も地平を走っていた時代だから、案外その橋梁のものかもね…。
西側より。
こうして見ると、面白くもなんともないけどね。
上の写真右端の親柱。コレでようやくお名前をご覧に入れる。
「古川橋」。
京阪に同名の駅もあるし、ほとんど地名と化しているけど、この川の名前が古川であり、そこに架かる橋が古川橋、という実にオーソドックスな展開(笑)。
しかし…さっきのくずし字、「ふるかわばし」とは読めんよねぇ…。「ふ」とか、どんな漢字が充てられてるんだろうか。
こういうハンパ改修橋、橋好きの間でも評価の微妙なところだろうが、わたくしは嫌いじゃないな。
以上、完結。