奈良県道220号大又小川線・狭戸トンネル旧廃道 (奈良県吉野郡東吉野村狭戸) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 
2011年3月25日、三重県西部~奈良県東部を徘徊した際に出会った廃道。この日のネタで記事にしているものは、夕方近くの掛の沈下橋
 
 
ここは東吉野村。
 
奈良県道220号大又小川線の
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狭戸(せばと)トンネル・西側坑口。
 
面白くもなんともない現代トンネルだが、手前には…
 
 
 
こういうヤツにはつきものの、アレが。
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そう、みんな大好き(笑)、旧道でございます!
 
 
 
 
さっそく失礼して…。
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右手からごろっと崩れているところもある。
 
 
 
左手眼下を流れる四郷川を見下ろすと、
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相当くたびれた堰堤が。
 
よく見たらコレ面白いな…もっとよく見てきたらよかった、と今さら思ったり。
 
 
地図でわかるように、旧道は四郷川の流れに忠実に沿っており、この先で大きく曲がる。
 
 
その手前に…
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「警笛鳴らせ」標識が立ち尽くしておりました。
 
比較的今でも見る標識とはいえ、この立地ではやっぱグッときますな。まあこの時点では、この道が死んでいるとは思っていなかったんだけども。
 
 
カーブをクリアすると、
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一気に廃度がアップ。
 
さっきまではうっすらと見えていたダブルトラックも消え失せている。熟成具合こそまだまだながら、これは紛れもなく廃への緩やかな下り坂の途中にいる感じ。
 
 
両側ともに荒々しい路肩が好ましいこの道、
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間もなく終わるようだ。
 
日陰を抜ければ、
 
 
 
 
 
現道へと合流…
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しなーーい。
 
そうきたか(笑)。
 
 
現道へ接続するかと思われたその場所には、巨大なコンクリ構造物が。もちろん、狭戸トンネルの東側だ。どうやらロックシェッドがわりに、こうして延伸した構造になっているようで。
 
これを見て、この旧道はまぎれもなく死んだ道、廃道なのだと知った。
 
 
 
この先の突破はどう見てもリスキーだったので、
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おとなしく、来た道を戻る。
 
こうして見ると、廃道として絶妙なコンディションに見える。…まあ好みはあるだろうけど。ちょっと浅漬け的な?(笑)
 
 
 
 
そして、廻りこんできました、
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狭戸トンネル・東側坑口。
 
右端に写り込んでいるのが、先ほど引き返した旧道行き止まり付近になる。
 
 
 
ここを攻略できないか、
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再度見てみたんだけども、
 
 
 
 
うーん…カドまでは行ったんやけどねぇ…
 
地味に怖いわコレ。
 
4枚上の旧道側からの写真を見たら伝わるでしょうが(笑)。足場は30cmあるなし、くらいかな?しかも写真では伝わりにくいけど、案外高さがあるのよ。
 
行こうと思えば行けたと思うけど(いや、強がりでなく・笑)、そこまでのリスクに見合う成果が全くないので、やめておいた。
 
 
い…行こうと思えば、行けたんだからねっ!(←馬鹿)
 
 
 
最後に。
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狭戸トンネルの建造は2006年。
 
従って、旧道落ち(=廃道化)も2006~2007年ごろと思われる。ということは、探索時で4~5年ものの若い廃道だったということになる。
 
本記事現在なら、ちょうど10年ものくらい。イイ感じになっているのではないかと。お手軽な廃道散策が楽しめそうですぞ。
 
 
…あぁ、現トンネル脇攻略は、自己責任で(笑)。
 
 
 
以上、完結。