急ブレーーキ!なんか見えた気がして、とにかく停まった。
2013年4月19日、9:07AM。千載一遇の岩手県探索は、まだ端緒。しかし今見えた気がしたのは、いきなりアレか?こんなとこで!?
場所はコチラ。
駐車場所から振り返り。あの場所に「P」とかおかしいやん(笑)。
あの辺にアレっぽいものが見えたんよね~。
あった。アレ。
極小吊り橋!ヤッター!!
車からあの対岸のちっさい主塔のてっぺんあたりが見えたのだ。よう見た、自分(笑)。てか、前向いて運転しろ?イヤ~こればっかりは(爆)。
それにしても。
簗川の狭い谷に架けられた、ホントに小さい吊り橋だ。自分史上最小、そしておそらく最短の吊り橋だと思う。
この画像、身長173センチの自分が普通にカメラを構えて撮ったもの。
さっきの画像でもわかるように、後ろに下がるスペースはほとんどないにもかかわらず、主塔が全部収まってしまうこのミニサイズっぷり。けど、ちゃんと吊り橋なのよね~。
目線を下げて。
こんなオプションが。
愚かな自分、なぜかこの先を撮ってない…。非常に険しい地形で道があるようには見えなかったが、後で車から作業道っぽい踏み跡が対岸にあるのが見えた。これがどういう由来・目的の橋なのか?少なくとも現場ではそれが確定できるような手掛かりは見つけられなかった…が、自分なりに仮説はある。それは最後に。
こうして見ると、なかなか心細いねこの橋。
最後に、国道からの全景を。
さて、車を停めた場所に、こんな公示があった。…見える?見えんよな(汗)。
調べてみると、いったん凍結されていたこのダム計画は完全に動き出しており、この後も付け替え道路とおぼしき工事をたくさん目撃した。そう、完成すれば、あのちっぽけな吊り橋はもちろんのこと、この国道106号線も水没してしまうのだそうで。
ダムの完成年度ははっきりとしなかったが、おそらくあの簡易な吊り橋は、何らかの事前調査や予備調査のために架けられたのだろうと推測する。しっかりと長年使おうという意思は感じられなかったし、対岸の道の状況もそれを裏付けていると思える。登山道や杣道や恒久的な作業道ならばもっとはっきりした踏み跡があるはず。だから、冠水しようが流れようが、その都度必要に応じて架けるのだろう。
わずか半年前のことだが、あの橋、まだ流されずにあるかなあ…。
以上、完結。