2011年3月6日、但馬~丹後方面遠征の序盤に訪れた、地味ながらちょっとおもしろい物件。
いきなりお見せしましょう。県道11号からはこんな感じでドーンと。
小ぶりながらも、なかなか堂々とした面構えのコンクリートトンネル。だが、これだけではない!
どーん!
まさかの並列二連!
ということで、改めて場所はコチラ。
向かって左のトンネルは車止めが設置され、歩行者用となっているのが分かる。そして右側。
(めっちゃボケてるやん…)
明らかにこちらのほうが新しく見える。新旧の並列と見ていいのだろうか?ちなみに天下一品…もとい、進入禁止の標識が示す通り、このトンネルは海側から県道への西行き一方通行である。
まず、左側の古く見えるほうから。
「日和山隧道」
確かに、「隧道」という表現のほうがしっくりくる。見たとこ昭和20年代あたりの物件に見えたが、
「昭和58年12月竣工」って、あら、新し!
延長60m、巾員4.3m。そして注目すべきは、「日和山観光株式会社」。
この隧道を抜けた先にあるのは、ホテル金波楼。つまりこの隧道、隣接する城崎マリンワールドを含めてこの一帯の施設を所有・運営する会社の私有トンネルなのであります。私設なのに銘板があるなんてステキ~。
ところで、そういう物件ではあるが、進入禁止の類いの表示はない。ならば、ささっとお邪魔してみよう。
(またボケとるがな…)
洞内には城崎マリンワールドの広告が。あの先に見えてるのはホテルの玄関先。
速やかに撮影。表側のポータルに比べて、いかにもこちらは無機質。
城崎マリンワールドを見下ろしつつ数十m移動すれば、
日和山トンネル、海側ポータル。