六体地蔵前の石桁橋 (滋賀県大津市昭和町~膳所) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

2014年12月27日。この日午後半休だったわたくし、帰りに道草してJR膳所駅で下車、気になってたあたりを徘徊することにした。
 
 
 
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いい雰囲気の踏切。京阪電鉄・石山坂本線のものだ。
 
 
 
 
 
踏切の名称は
 
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地蔵道踏切。
 
だが、この時点でわたくしの目は前方に釘付けになっていた。アレはもしや・・・?
 
 
 
 
 
 
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石桁橋キター!!
 
 
 
 
 
場所はコチラ。
 
 
 
 
 
 
渡って振り返り。
 
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なんとも立派な、五本石桁橋。
 
嬉しいね~。こういうのを見つけたくて徘徊してたのだ。うーん、ドンピシャ(笑)。踏切にも表示があったが、この道は普通車通行禁止。だからこそ生きながらえているのかも。
 
 
 
 
 
上流方向から。
 
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これでも、相模川というれっきとした川。
 
河川改修されているが、川床には石板が敷いてあり、これもなかなか心憎い。この橋を撤去しなかったことも含め、個人的には大いに評価したい(立ち位置不明・笑)。
 
ところで、写真右端にちらっと見えているのが、
 
 
 
これ。
 
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その中には・・・
 
 
 
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「六体地蔵尊」。
お地蔵様が手厚くお祭りしてあった。踏切の名称も、これに由来したものに相違ない。
 
 
 
 
 
 
入口横に、縁起を記した説明版が。大きめの画像で貼るので、拡大してご覧ください。
 
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ナカナカな内容が書かれている。
 
が、わたくし的に最も重要なのは、さらっと最後に書かれた部分。すなわち、
 
「お堂の左方、相模川にかかる石橋も江戸初期に作られたものである」
 
 
古っ!!
 
石橋の巨匠、宮川さんの見解を聞いてみたいものだが、わたくしの認識では現存する石橋で古いものでもおおむね江戸時代中期以降ごろ、それより古いものとなると、なかなかに貴重なのではないだろうか?
 
 
 
 
少し上流側には
 
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京阪・石山坂本線の橋梁が。その名も「相模川橋」。
 
川に対して斜交して架かっているが、堅牢な切石による橋台が実にイイ。ちなみに京阪って、なぜか鉄道橋梁やのに、「~橋」というネーミングを多用する。ユニークな会社である。
 
 
 
 
 
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最後に、相模川橋より地蔵堂方向を振り返り。
 
このあとも徘徊を続け、いくつかの物件を見つけた。が、それはまた別の機会に。
 
 
 
 
てことで、本日のお題はあの橋でした~。基本的に皆様正解。さっすが~!
 
 
 
 
 
 
 
 
以上、完結。