2013年6月2日、以前記事にした未成道ネタを後にして約25分。狭小な農道を走って、地図上にある小さな橋をチェックにやってきた。
伝わりにくいが、路面がめっちゃ悪い。
あそこを左折したところに目的の橋があるはずだ…。
場所はコチラ。
北側より。
一般人の多くは、そこに橋があることさえ気づかないんじゃ?ってくらいにステルスな橋があった。
コチラ、南側から。
コッチは親柱が両方とも健在なので、まだしも橋の存在感が感じられた。
残念ながら、
親柱に嵌っていたであろう銘板はいずれも失われていたが、
嬉しいことに、右側の親柱頭頂部に橋梁点検銘板が貼付されていた!
お名前は「千坊橋」。ナイス情報!
この時点では、味はあるものの特にテンションが上がるほどでもないレベルの、まあどってことない橋かな、と。
続いてルーティーンのサイドビューチェック。しかし時節柄もありまず西側からはまったくなんも見えない。
あきらめて今度は東側から。
こっちも厳しいが…んん?
あ、アレは、もしや…
出~た~!個人的に「二重桁」と呼んでるヤツだ!!
見てわかるだろうか?
アップでご覧あれ。
正式にはなんて呼ぶのか…いや、そもそもこういう型式が実際にあるのか、なんらかの副産物で結果としてこうなってるのかはわからない。が、確かなことは見ての通り。現在の橋桁の下に、もう一枚明らかな橋桁が視認できる。こういうヤツが、我がカテゴライズするところの「二重桁橋」。
どなたかこういう橋を目撃した方はおられるだろうか?おられたら、ぜひ教えてほしい。
全国的には珍しくないのか、あるいはレアなのか、それもよくわからん。だがこれまでにわたくしが目にした(記録した)この手の橋は、計3本。で、実はそのうち2本は滋賀県内だったりする…。ちなみに残りの1本(とはいえ最初に発見したのはコレだったが)は、岩手県だった。
改めて、橋上から。カメラを突き出して下の桁を撮ってみた。
で、明らかに欄干の付け柱跡っぽいコンクリ柱基部が残ってるのがわかった。
コレ普通に考えたらば、橋ごと道が嵩上げされた結果、と思える。たぶんそうなんだろう…けど。いや~?なんか釈然とせんなぁ。
あなたの周りにもこんなヘンな橋、ありませんか?
ま、いつものように、なんの解決もしないけどな!
県庁所在地の片隅に、
その橋はひっそりと在りました。
以上、完結。