名古屋港跳上橋(廃) (愛知県名古屋市港区千鳥~入船) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

2013年1月5日、名古屋市南部を徘徊し、最後の最後にやってきたここ名古屋港。気になってた物件がどんなもんか拝みに来たのであります。それは…
 
 
ファーストコンタクト。
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ズッキーーーン!!
 
 
場所はコチラ。
 
 
 
あれが名古屋港跳上橋。ご覧の通り桁の一部が跳ね上がる可動橋だ。「(旧)一・二号地間運河可動橋」の名称で 土木学会選近代土木遺産Cランクに列せられている。
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竣工は1927(昭和2)年、我が国に現存する最古の可動橋だそうだ。そのため国の登録有形文化財にも指定されている、メジャーな土木遺産なのであーる。
 
 
堤防を越えて接近。
 
 
 
 
 
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イイねぇーー!!
 
 
 
ご覧の通り、これは鉄道橋梁…だった。かつて港の運送を担った臨港鉄道がその役目を終えた時に廃されたのだが、橋梁はこうして往時の姿のまま保存されている、というわけ。現役の可動式鉄道橋梁としては四日市港の末広橋梁が国内唯一となる(こちらもいつかは記事にしたいな~)が、このふたつの橋梁はいずれも、可動橋設計の泰斗・山本卯太郎の設計によるものだ。
 
しかし、文化財にまで指定されてるんなら、何らか案内板のひとつも設置すりゃいいのになあ。
 
 
 
能書き終わり。以下、画像のみでお送りします。
 
 
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これでも撮った画像の半分も使っていない(笑)。まさに舐めるように味わい尽くした。あ、立ち入りは自己責任にてよろしくメカドック(爆)。
 
 
以上、完結。