2011年2月25日、第七次房総探索最終盤で訪ねた物件をご紹介。5年以上前のことだが、現状はどうなってるかな…?
ここはいすみ市、増田地内。
普通の神経だと乗り入れをためらって当然(笑)の農道、そのどん詰まり。場所はコチラ。
この先にあるはずなのですよ、アレが。
房総探索も第七次までくれば、大概のことでは驚かない(笑)。この奥にアレが、と言われても、ああそうなの、ありそうね、ってなもんである。とにかくどこもかしこも穴、あな、アナ、の穴だらけ。道路隧道、河川隧道(川廻し)、水路隧道(二五穴)、防空壕、戦争遺跡、そして意味不明な謎穴(爆)。普通に車でそこらを走っているだけで、いやでもそういうのが目に入ってくる。溺れ死ぬぅ~(馬鹿)。
とはいえ今回ご紹介する物件は、地図には載ってない。なんで知ったかといえば…たしかまきき先輩んトコだったと思うのだが…。
というわけで、
レンタカーはここで待機。あとは徒歩にて進軍する。
わずか数十mで
道は実質終了。お約束の薮へ突入(笑)。
幸いこの時期なので激薮ってほどではなくって助かった。真夏だとちょっとカンベンな感じになるだろうな…。
薮をかき分け進むこと5分。
わざとか偶々か?倒木によるバッテンが。
通行止めにしては位置が高いしなあ。やっぱ偶々?それにしても全然道路跡って感じがしない。まさにド廃道。
さらに進むこと2分。地図で見ても、もうそろそろのはずだが…
…あっ。
ある。穴が、ある。
うわ~、
出~た~!
房総では珍しくもない素掘りの廃隧道だが、しかしコレは…
埋まりかけてる。
のぞいてみると…
くお~、キテる!
ヤバイなあ、大丈夫かなあ…
とか呟きつつ
もう降りとるし(笑)。
一見して、奥は水没している。手前も見たとこ泥濘っぽかったので慎重に降りたが、当面は大丈夫なようだ。よかった~。何しろ長靴はいてないし…。
いや、何なら、
革靴とスーツやし(爆)。
しかも汚れとるやん(笑)。昔は散々ネタにしていただいたが、写真載っけるのって初めてだっけか?(笑)
革靴限界点(笑)より。
ド水没廃隧道!
奥へ行くほど水深が増しているように見える。隧道が下り勾配になっているのだろうか。かつ、左に曲がっているように見えるが、どうなのか…。当然この「ひのきのぼう+ぬののふく」状態の装備では、これ以上の進軍は叶うべくもない。
それにしても、なんて隧道だこりゃ!
洞内には、このような横穴がたくさん。
かつての防空壕なのか、それとも別の用途で掘られたのか…。こうした横穴も房総素掘り隧道ではさほど珍しくないが、こんなに横穴だらけの隧道は極めて珍しいのではなかろーか。
この写真の横穴も正面から覗きこみたかったのだが、もうマジで革靴が限界(爆)。手を伸ばしてもコレが精一杯だった。残念!
一歩も進めない以上、どうしようもない。
こういう、
「禍々しいものが写りこんだ!」
…とか、そのテの好きな方が騒ぎそうな(笑)写真が撮れたところで、
撤収。
いや、これはもっと進みたかったな~。
住宅地もさほど遠くはない植林地、
こんな場所で、
こんなおっさんがいたら、
ひゃくパー通報しますよね?
ネクタイまでしとんのかーい!
幸い、今まで人に見られたことナイんですよ~(笑)。
以上、完結。(なんだこれ)