新旧の甲川田橋梁 (東海道本線 木曽川~岐阜) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 
2013年4月28日。仲魔の皆様と愛知岐阜の東海道本線下を廻ったこの日の昼に出会った物件。
 
煉瓦カルバートを求めて、という目的からは外れてたけど、そんなことを超越した圧巻のアレが凄かった。もちろん、そんなのは知らずに来たのだが。
 
 
 
 
西からアプローチ。
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なんと背の高い橋梁!2階建て!?
 
ここは木曽川の右岸わずか数百mの場所。この大河を渡るために前後が高い築堤になっているため、このような高さになっている。
 
間にワンフロア(笑)入っているメゾネットタイプ(爆)になってるのは珍しいかな。
 
 
銘板によると、
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甲川田橋梁、か。
 
コンクリート製のものは下り線のやつ。
 
 
 
それをくぐると上り線の橋梁だが、
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その高さをすべて石積で!
 
布積みでビッシリと築かれた、巨大な橋台、そして側壁・・・いや、橋梁だから翼壁か。
 
 
しかしまあ、
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こりゃスゴイな~!
 
道の狭さが、その威容をさらに際立たせている。
 
間のフロア(笑)じゃなくて・・・突っ張り棒(爆)。さっきのはプレキャストだったけど、こっちのはさすがに後づけっぽいですな。
 
 
 
そして、さらにその先にあるのが、
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今は使われていないかつての上り線の、圧巻の石積み!
 
二つ合わせて、
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いったいいくつの切石が使われているんだろうか・・・。
 
 
 
最後に、東から全体を。
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まるで、城塞の通用門のような。
 
 
なかなか、面白かった。
 
 
 
以上、完結。