(旧)黒川樋門(黒川立切杁) (愛知県名古屋市北区辻町古新田) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 
2013年9月22日に敢行した、名古屋周辺の樋門や橋めぐり。おお、この日のことはダイジェストしか出してなかったっけ。
 
 
今回取り上げるのは、かなりのメジャー物件でございます。土木学会選近代土木遺産Bランク、その名も、黒川樋門。場所はコチラ
 
 
 
タメずに出しますよ。
 
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流れているのは人工の水路。
 
明治10年に拓かれた、庄内川と堀川を結ぶこの用水路は、計画・設計に携わった黒川治愿(はるよし)にちなんで、黒川と呼ばれるようになった。
 
この用水路が矢田川を伏せ越しでくぐった先に、大きな分水池が作られ、そこから五つの用水路に分水、それぞれに水量調整のための樋門が作られた。そして黒川用水に設けられたのが、この黒川樋門、というわけ。写真奥に見えている「三階橋ポンプ場」が、かつて分水池があった場所らしい。
 
 
 
明治末期頃に石組みとなったこの樋門、なんと
 
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昭和53年にいったん解体されているらしい。エエー!
 
 
 
翌々年には復元されたとのことだが、
 
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なら最初から解体すんなよ!とか思ってしまう。
 
 
 
 
 
まあ、たとえ復元であっても、
 
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素晴らしい物件であることには変わりない。
 
 
 
 
降りたかったな~、
 
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この階段(笑)。
 
しかしここはチョー人目が多い。ちょっと無理~。
 
 
 
 
木造の上家と
 
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巻き上げ機もイイね~。
 
 
 
 
 
歩廊部を支える桁も、
 
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実は太い木だったりする。
 
 
 
 
しかし、返すがえすも、
 
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なんで解体しちゃったのかなあ…。
 
バッカじゃないの!?
 
 
 
 
 
以上、完結(なんだこの終わり方)。