御行奉為 -230ページ目

山彦

先程帰宅した時、愛車から降りると、何処からか“ヤッホー♪”との声が聞こえた。


振り返ると、お向かいの2階から子供が手を振っていた。人懐こい子供らしく、近所付き合いとかはないが、会うと挨拶をしてくる。親の躾が良いのだろう。


いつもはこちらも返事をするのだが、こんな夜更けに“ヤッホー♪”と返すのは如何なものか?


田舎故、この時間となると周囲は静寂に包まれている。聞こえるのは虫の声のみだ。そんな時間に中年男が“ヤッホー♪”とは。


だがその娘は手を振りながら“ヤッホー♪”を連呼。こちらの返答を待ち続けている様だ。待たせるのも悪い気がするので、やはり応える事にした。


「ヤ、ヤッホー♪」勇気を出して云ってみた。なんか恥ずかしくね?良い人ぶってるみたいで。


その後しばらくヤッホーに付き合わされたが、思うに子供って山彦が好きなのだろうか?それとも人をヤッホーと呼ぶのが好きなのか?


大人になると、ヤッホーって言葉を使わなくなるよね。

早起きはなんちゃらの得

“だー”が急遽休みを取った。なにやら子供が熱を出した様だ。午前中だけ休ませてくれときたが、1日休んじゃえば良いのに。


インフルエンザじゃなきゃ良いが。インフルだと、今週いっぱい休ませなきゃ、今度は私が危険だ。連休潰されたくないし。


ウチは午前中が忙しいのがデフォルトだが、今朝は出勤が5時半だったので、一人でもなんとかなりそうだ。早起きは3文の得とは良く云ったものだ。


次の山は10時に来るが、これさえ乗り切れば後は楽になるだろう。今日の仕事は21時過ぎそうだから、先は長いな。


ファイテン!

県民SHOW

いや、県民性の話である。


今の会社に就職してから、約四半世紀になる。人生の大半をこちらで過ごしたが、当初から一貫してこちらの人々を好きになれない。


理由は多々あるのだが、今日語りたい事は、彼らの運転についてなのだ。


基本的にウィンカは出さないし、センターラインを跨がないと走る事が出来ない。加えて20時以降は9割がた飲酒運転である。それと対向車が知り合いだと、すれ違い様に停車して、道を塞いだまま喋るってのもある。


なかでもウィンカを出さない事にかけては、逆に信念でも持っているんじゃないかと思うくらい徹底して出さないのだ。近年では出す人も見られる様になってきたが、未だ昭和に免許を取った年代はウィンカを出さない。


私がこの地方に引っ越して来た年から現在に到るまで、一度も交通死亡事故ベストテンから外れた事がないのだ。人口は少ないクセに。


今日の帰りは、いつもと違い、海の方に向かってみた。こちらに来るのは殆ど初めてだ。


そこで気付いたのが、海沿いの土地ではきっちり過ぎる程にウィンカを出すって事である。己が曲がる、30秒近く前からウィンカを出し始め、逆に何処で曲がるのか分からない始末。


同じ県内で、これほどまでの違いは何故生起するのか?それは解らんが、たかだか30キロしか離れていない場所でのこの違いは、大変興味深い差異であった。


1日だけの観測結果だから、定量的なデータとは云えないがね。