灰色の弾丸 -4ページ目

灰色の弾丸

撃ち抜かれたメルツ

あの浮き輪の色をいつか

風呂場で振り返しても

シャワーで流れて

とうとうと排水溝の中


床の濡れ色は乾いて

白々しく明度を憶えた

置き去りにできていたら、8月にすべて


9月に伸ばした髪に絡まることはなかったんだろう


煙じゃなくて、湯気越しに見ていたい


もうとっくにぬるくなってしまっているのに

そこらへんの奴らよりは真面目に授業聞いてる自信がある
服も人付き合いも娯楽は自分の金でやってる

「お帰り」の返答もないのに
ろくに顔も合わせない
腹も減ってない

「ただいま」も門限も必要か?









は?

旅行先では無効のICカードに1万もチャージしてはじまった観光、

彼女が愉しみにしてくれていたお店は木曜日だけ定休日、

帰りは一刻を争う余裕のなさに、

極めつけは容赦なく日差す平成最後の夏


私がプラン提供マップ役、余計に私が振り回してるように思えた、計画中から「なんでもいいよ」と言ってくれていた彼女は憂鬱そう、つまらないでごめんね疲れちゃったよね、って思いながら楽しい振りをしたけど、斜め後ろを歩くから悲しくなった、案の定あっさりと別れて家路について、こう書いていると、なんだか


うねる髪も汗もエセも鬱陶しく絡みついてくる、

お互い大学生になって初めての夏休みも早々と後半戦 


どうしたって夏は嫌いだな、なんて

好きになりたいや、そんなこと

今日そんな日は勝手に終わろうとしている'18.08.30


いつの間にか、もう1ヶ月とそれ以上も前のことだ