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GWに続き

またこのトンガリの見える都市に来ました



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朝、新幹線に乗り込み

ランチ用に買っていたSIZUYAのパンに

手をつけることなくこの都市へ到着

在来線へ乗り継ぎ、今回の第一の現場に


早めに着いたが

場所を離れて遅れては元も子もないので

現場の建物脇で30分ほど

今回一緒に仕事をするチームの若手を待つ


予定の時間となり、現場である施設へ



(なんだ?この全く歓迎感の無さ)



それは日にちが経ち仕事を進めるうちに

理由はわかった

ここで書くことではない

そんな環境であったことが

このブログに意味がある



この日は翌日からの仕事の

前半4日間のための準備だった



昼抜きは自業自得ながら

翌日からの本番を前にすでにヘトヘト

JRとメトロ乗り継ぎのホテルに移る前に

駅ビルの2階に

空席のありそうな珈琲店を見つけた

コーヒー

躊躇なく重たい荷物を抱え階段を上がる



しっかりと硬いプリンとコーヒーに

ようやくほっとした気分と

これから始まる過酷がわかっている

7日間への 微かな準備が整った


気がした




27日




遅れるのはもちろん早く着いてもいけない

オンタイムで出勤せねばならず

近くのごく小さな広場で

作業開始数分前までの時間を過ごす



始まった第一の現場の4日間の初日





それは

五郎さんにお逢いする予定のない東京です




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そこは


束の間疲れを癒す場所


高度50m




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この朝は

雨の中

この場所でオンタイムへの時間調整



この融通の効かなさが

数あるプレッシャーに拍車をかける




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30


土曜日も日曜日も


仕事の関わり

仕事への心情

信条

こんなにも相容れない


苦しさを押し隠して




それは

五郎さんが東京に居ない土曜日と日曜日

(糸魚川市)

それも見れない

(ちゃんとあとで +で見ましたよ)






1日




月が変わって別の現場へ


その帰りの夕景



時間的な拘束はやはり厳しいけれど

ここでは淡々と仕事を行える現場


ホテル生活もあと二日



『もう限界』

身体のどこかは呟いているけれど

言葉にしないと決めて



わたしなりの全う に終えた




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3日




夜遅く帰った自宅


柱時計が奇跡的に

いつの日かの 零時で止まっていた



ホントだよ。

こんなの何十年と共にしてきたのに はじめて

(思わずスマホを向けた手が写ってしまった)



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スプリングもシーツも快適なベッドで

ひとりでお風呂もトイレも使えて

買ってきたものを食べたり飲んだり



そんなホテルなのに


好んでの旅行でないから

なおのことか

その空間から早く逃れたかった

こんなにも帰りたかった


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母はどんなに

帰りたかっただろうか



ごめん

留守番をしてくれていたお仏壇に手を合わす



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彼の地は知事選真っ只中

朝に夕に

カオスな政見放送が流れていました




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五郎さんと逢うことのない東京から

帰ってまいりました


(逢えるのは八月のおわり)