副題『音楽仙人帰ってきて』



昨日の菅首相の会見から‥

核戦力強化を唱える北朝鮮との対話に関しての問いに開口一番「拉致問題は菅内閣にとっても最重要課題です」と切り出した


まただ


支持率が低下した首相がこの話題を口にするタイミング、この繰り返される虚しい言葉にお腹の底に怒りがくすぶる



ある拉致被害者ご家族と

年末に電話でお話しする機会があった


政治家の襟元の青いリボンを見るたびに吐き気がする私とはうらはら、ご家族は政治家に怒りを向けるどころか、熱くも穏やかにあらゆる場所に出向き、面会、陳情、講演‥何十年とご家族自身が戦い行動しながら、度々発せられる「解決に向け取り組みます」という政治家の言葉を信じ感謝し、微笑みを向けられてきた


同じ家族会の若い方には安倍元首相に向けられる怒りに対してこそ「なにも知らないで」と非難をされたこともあり、

そうなのか‥何もしないで批判を向けるのは間違っているのか〜とシュンともした


だが


年末のお電話


それらとは違う言葉をきいた

はじめて胸の内を知った気がした



それだけに今回の菅首相の予定調和な会見がくやしくてたまらない


それはこの日のメインの話題 covid-19 についても同じだ



こんな大きな国際人権問題と

並べるのもどうかと思う


だけどね



何度お会いして

笑顔をかわして

堅く握手をして

約束をされても


〜こんな大きな問題〜

でさえ、こんなに難しいんだよ



PCに書類を抱え、“70年代アイドル”が向こうからやってきたことを、嬉々として出迎え自身のSNSを賑わす政治家がどこまで信頼できるのか


その叡智を注いだ発明を

どこまで真摯に精査されてきたのか



大手メディアでも取り上げられ

驚きと称賛の声が広がったSNS

本人ブログの迷走



そんなことを感じているものたちは

本気で向き合ってきたものたち

そうであることを理解されるかどうかは


プレゼンツールの行く先も

新聞見出しにも書かれていた本来の目的も


その真価を問うたいせつな鍵



何人もの大切な人たちに

つらいことを言わせていていいのですか


真正面に向き合い応援してきたからこそ

湧き出る矛盾にも目が向くのです


わたしは

同じような矛盾を感じながら

少し疲れたので

ただの音楽班応援隊に徹しようと

思っていました


でも、捨て身で話される方たちに

胸が締め付けられます


抽象的な表現で伝わるかどうか

自信はありませんが

わたしなりの捨て身で書きました


願わくばこのあとはしばらく

音楽愛好家に専念したいと思います


そして


崖っぷちギリギリ足を留めている人たちを

救ってください


そのみんなと音楽仙人を心から楽しめる日を

諦めたくはありません

・・・

〜後日加筆〜

すみません🙏

このころ、

とても真摯に見えないご満悦笑顔の政治家達を「話を聞いてくれた、優しい」〜とピュアすぎる感想に募る不安、ブログはコロナ状況発信が続き、安心安全のスローガンのトリックから生まれるリスク〜心配が尽きず


何より、その果てに

『傷つかないでほしい』

『守りたい』


きっと、そんな同じ思いを持たれた捨て身のファンブログに突き動かされ、自分は蓋しかけていたことを書きました。


この時の思い、

心の奥底にその後もかわりません。


そして、五郎さんはとどまることなく邁進しながらも、とっくに音楽仙人に戻って来てくださっています。

(いいえ、きっとずっとそうでした)


2021年7月