Twitterで知ったABCラジオ「中原秀一郎のミュージック写真館」拝聴しました。

先の五郎さんゲストの大阪のラジオ5番組もどれも被らない楽しい放送で本当に堪能させていただきましたが、ゲストではないこの番組もとてもとても良かったです。


五郎さんの生い立ちから現在の活動までのプロフィール、オンエア曲の発売年(元号と西暦)、作詞、作曲、編曲、その曲(時に前後発売の曲も含め)の背景やエピソードなど、とても端的に丁寧に説明されていました。


たとえば「甘い生活」の解説の一部では〜『‥野口五郎の哀愁あふれるヴォーカルを最大限に活かした筒美京平の作曲、編曲のテクニックを味わえる名曲バラード‥』


この放送の中で「野口五郎」という名前を何度も発せられるので気になって数えてみました。およそ23分のコーナーで35 回も連呼されていました。選挙応援なら間違いなく当選しそうな素敵な連呼でした😄

ちなみに、郷ひろみ西城秀樹新御三家という名も三度出てきました💕


また全てのオンエア曲とその解説を丁寧に終えたあと、中原秀一郎さん自身のコメントにも感動しました。


『わたし、中原秀一郎より二歳年下なんですが、同世代の仲間としてこれからも芸能界、そして音楽界を牽引する存在として活躍してほしいですよねえ。(感慨深げに)まあ、いま、60歳を超えていっているんですが、大人のバラードを歌い上げるっていうのはねえ、ほんとにいい感じでね、いいタイミングで歌っております。そして非常に若々しいと、アイドル時代の面影が残っているという、これも天性のもので才能ではないでしょうか』


この紳士な語り口は昔の本来の大阪のアナウンサーらしさも思い出されるものでした。


ところで‥

あの解説、誰が原稿を書かれたのでしょうか。放送作家さんかアナウンサーご本人か

デビューから70 年代を代表するアイドルであり歌手となる道のり、お兄さんとのこと、音楽志向の高まりと相反するシングルの陰り、その後の活躍の幅の広がりから現在、テイクアウトライブ、日本のシティポップの元祖としての今日の注目まで、この短時間にここまで分かりやすく解説され、その上それぞれの時代を代表する曲も聴けて、なんだかこの23分を切り取ってポケットに入れたくなりました。


オンエア曲は次の7曲でした。

青いリンゴ、オレンジの雨、甘い生活、私鉄沿線、グッド・ラック、19:00の街、これが愛と言えるように


ABCラジオさん、ありがとうございました。