もうかれこれ、随分前になりますが、
『描いてもらうことはできますか?』
そう聞かれたのが昨年東京都美術館で開かれたZEN展会場。
こちらに展示していた『わちゃわちゃの森』にモデル猫さんとして参加していただいた兄弟猫のママさん。
その後、何度かお会いする機会があって(にゃんバカ会で)、
『どんな感じの絵がいいの?』
『お気に入りのフレームがあればそれに合わせて描くものいいよ』
『ボードの色は黒以外でも描けるけど、チョークアート作品を好むならやはり黒地がいいよ』
『絵はフレームに入れると思いのほか大きくなるよ』
『想像で描くと本ニャンにはならないので、画像のないものは描けない』
などなど、
オーダーしてもらうくせに、
相変わらず厳しーく(笑)注文を付けまして(笑)。
そしたら今年の2月、ばっちり素晴らしいイメージを伝えてくれました。
『2ニャンのクリスマスのボード』
『アドベントカレンダーをあける感じ』
『プレゼントに喜ぶお兄ちゃん(ルーチェ君)とむちゃくちゃな弟くん(ルカちゃん)』
可愛く書いてください。
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これ、よく言われます。
可愛い我が子を持つ親として当然の心理。
ですが、『むちゃくちゃな感じ』っていうオーダー
こういうのって、俄然やる気になります
で、デザインするにあたり、
・飾って和めるのむちゃくちゃさ
・クリスマスの楽しさが感じられる
・ほっこりできる
・その子らしさがでている
そして、いつも必ず考えること、
『その絵の持ち主になる方のイメージ(あくまで私が感じる)に合っている 』
どうかな?あってるかな?
↓↓↓
真珠の指輪(ブレスレット)に喜ぶルーチェ君と、
お兄ちゃんより大きなプレゼント(魚の醤油さし)にご機嫌なルカちゃん。
二人があけているボックスは、月は違いますがお誕生日なんです。
クリスマスといえば、赤×緑×白。
この3色があれば簡単にクリスマスは表現できる。
が、逆に言うと、
これ以外の色を使えば使うほど、クリスマスからは遠のく。
なので、その3色のそれぞれの色の種類?を取り混ぜて描く。
同じ赤でも、オレンジ系の赤もあればピンク系の赤もある。
そしてそのバランスと他色との相性。
いつもなら気分的には、下描きが終われば8分通り終わったようなものなんだけど、
(あとは色塗るだけだからね~)
今回は色調整に意外と時間かかった。
あと、素材感ね。
ニャンズの毛並みと洋服の素材の違い
木製アドベントカレンダーの塗装の感じ
プレゼントのブレスレット(指輪)のパールの輝き
お魚の醤油さしのぷっくらした半透明感
作品としては、ご希望の感じになったかな~と思っています。
ちなみに、ルカちゃんが頭に巻いているのはバンダナではなくマフラーです。
決して宴会でネクタイを頭に巻いている『オジサン』ではありません(笑)
実はルカちゃんのお洋服、白にしてみようかな~と思ったのよね。
でもそうすると、どうみても『居酒屋のお兄ちゃん』で
あんまり冒険はしないようがいいようです
まきこさん、オーダーいただきまして、ありがとうございました!!
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早くいつもの世の中に
にゃまびえ
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