最近、お腹が減って仕方がない。
やはり食欲の秋か?と思う。
なので、食べ物の絵を描くと、
気がまぎれる時と、より一層お腹が減る時と。
で、今回はお腹がキュルキュル鳴りながら仕上げた作品の紹介です(笑)
いろんな国のお菓子を描きたいと思って始めたworldsweets。
ですが、やはり、ヨーロッパというかフランスが圧倒的に多いですね。
なんか見た目が華やかだったり、目を引くものが多い気が。
もちろん、和菓子(練りきりとか)も趣があっていいのですが、
洋菓子のほうがなぜだか『よし描くぞ!』という気合が入る。
今日ご紹介するのはフランスのりんごを使ったタルト、タルト・タタン。
昔、フランスでホテルを経営しているタタンという名の姉妹がいて、
りんごをキャラメリゼ(砂糖でいためること)していたところ、
うっかり焦がしてしまったそう。
そこで焦げたりんごを並べパイ生地で蓋をしてオーブンで焼いたところ、
出来上がったタルトの評判がとてもよかったと。
そこからタルト・タタンというお菓子が誕生したというのが言われです。(諸説ありますが)
なので、くし型に切ったりんごを砂糖でしっかり炒め、
タルト型に並べたらパイ生地で蓋をしてオーブンで焼くというのが
今でも作り方の定番。
ですが、私が習ったのは、くし型に切ったりんごをそのままココット型に入れ、
オーブンで1~2時間焼き、
焼き上がったタルト生地に乗という方法と、
薄切りにしたりんごをカラメル液の入ったケーキ型に入れて、
オーブンで焼き、
途中、タルト生地で蓋をしてさらに焼くという方法。
この2パターンを教わりました。
当時の作り方とは違い、美味しさに手軽さを加えたお菓子教室のオリジナルでした。
元々、タルト・タタンは失敗からできたお菓子ですが、
これこそまさに『失敗は成功のもと』といえますね。
さあ、こっくり濃厚生クリームで召し上がれ。