GWも終わり、大半の方がいつもの月曜日を迎えた感じでしょうか?
楽しいことの前は何でも我慢できるけど、
楽しいことの後は堪えますよね~
さて、世界のお祭りシリーズも5回目。
毎月その月に世界で開かれている、私が興味を持った(←ココ重要)お祭りをお届けしておりますが、
今回のは、それはそれは恋焦がれているお祭りでして。
あっ、『知ってるー、あれでしょ』と勘のよい方もいるかもしれません。
なので、先に答えを言っちゃおー。
猫祭り!
場所はベルギー。
イーペルという静かな町で5月に開かれるお祭り。
昔々の12世紀、ベルギーのイーペルでは毛織物が盛んで、
羊毛の害虫であるネズミを駆除するため、多くの猫が飼われていたそう。
ところが14世紀に入り、ペストが蔓延。
当時、様々な災いは魔女がもたらすもので、
その魔女のつかいが猫だと信じられており、
そのため、猫を高いところから落とし、魔女は裁判により刑に処され、亡き物にされた、
という話が伝えられています。
そんな悲しい歴史的出来事を忘れないようにと1938年から、
現在の形でのお祭りが開催されるようになったんだそう。
で、現在とは、
5月の第2日曜日に、様々な猫にコスプレした人々が、体中に色鮮やかなペイントをして街を練り歩く。
そして、イーペルの街と猫の関係性を物語る山車もパレードに参加。
その後、かつて産業の中心を担っていた毛織物の建物(繊維会館)から猫を投げる。
勿論、本物の猫ではなく、道化師がぬいぐるみの黒猫を投げるのです!
高さ100m以上も上から次々と投げられる。
是非ともキャッチし、幸運を手に入れたいものです。
その後もお祭りは続きますが、問題はこのお祭りの期間。
5月の第2日曜日と言いましたが、前夜祭(前日の土曜日)を含め、2日間なんです。
つまり、今年は今週の土日ということ。
し・か・も、毎年じゃないんですよ。
3年に一度。
次は2021年。
いつも『ハッ』と気づくと、終わってしまったか来月みたいな時なのよね。
もう、20年近く前(前猫と暮らし始めて)から行きたい思っているのに実現にいたらない。
今年も…。
そんなわけで、行ったつもりで描いてみた!
わちゃわちゃしてます。
せっかくだから、いろいろな猫さん描いてみましたよ。
いろんな柄の子、血統のある子ない子。
疎まれていた過去がある猫たち。
でも今は、こうやって道化師が守ってくれている。
そんな心を知ってか知らずか、わちゃわちゃ集まって一枚の絵におさまってくれた。
しっかり最前列を取る子。
ちょっと遅れても場所を確保する子。
暢気に眠る子。
一番後ろで慌てる子。
人と一緒で性格も様々です。
猫はもちろん、命あるもの平和で穏やかな毎日が過ごせますように。。。