花が咲いたり、芽が出たり。
春ですねぇ~。
河津桜は、もう散りそうなくらい満開でしたが、
ソメイヨシノはこれからでしょうか?
先日思いがけなく、お花見もどきをしましたが、
今月末にちゃんとたお花見に行ってこよう思ってます。
良いご報告ができれば。
さて、今日のタイトル『春の妖精』(スプリング・エフェメラル)とは、
春先に花をつけ、夏まで葉をつけると、あとは地下で過ごす草花の総称で、
ちょうど今時分(早春)で有名なのはカタクリです。
料理で使いますよね、片栗粉。
元々は、このカタクリの根茎(球根)を潰し、水にさらしてでんぷんを取る。
こうして作られていたそうですが、
何せ、このカタクリ(植物の)自体が沢山あるわけではなく、
1つからの採れる量が少ないため、
そんな大量には作れない。
採算を考えると代用が必然。
そこで今、一般に売られている『片栗粉』はジャガイモでんぷんで作られています。
なので本当なら『馬鈴薯粉』なのでしょうが、
原材料:じゃがいも
にもかかわらず、『片栗粉』と書いてあるけど…。
まぁまぁ、そんなカタクリ、本州ではそろそろ顔を出し、花を咲かせる頃。
ピンクというか紫というか、
目を見張るような、美しい色で群生して咲き乱れる。
1年の殆どを土の中で過ごし、今頃から花が咲き、
ほんの2か月ほどの光合成で養分を蓄え、
6月頃には葉っぱも枯れて、次の年まで球根として地中で過ごす。
ほんの少しの時間だけ、地中から飛び出してきた美しい妖精に見えたのでしょうね。
そう言われると、
可愛らしいフェアリーが思い思いに飛んでいるように見えてきませんか?