昔は、日本映画では、結構歌謡映画というものがありました。大ヒットした歌謡曲をモチーフにしたもので、まあ大概はろくなものではありませんでした。


昨日、映画「ハナミズキ」が、WOWOWで放送されました。主演は、新垣結衣と生田斗真です。私は初見です。


北海道で育った男女が、それぞれの人生を歩むのですが、そこには様々な試練や困難が待ち受けておりました。


新垣結衣扮するサヤは、英語が大好きな高校生で、推薦で早稲田大学に入ることを目指しておりました。


試験に向かう途中、電車は鹿を轢いてしまい、遅れそうになってしまうのですが、電車に乗り合わせていた、生田斗真扮する水産高校に通う康平が、親戚の車を拝借して送ろうとするのですが、実はまだ仮免で、事故を起こしてしまいます。


康平は停学になりますが、それから2人は親しくなり、彼は地元で漁師になり、サヤは普通の受験で早稲田を目指します。


まあ、かなり強引なお話が展開されますが、北海道、東京、ニューヨークにカナダと、えらくグローバルなつくりになっており、意外と退屈いたしません。


と、いうのも、監督が土井裕泰で、後の「アンナチュラル」に出演する、松重豊、薬師丸ひろ子、井浦新らが出演しており、ほかにも向井理や蓮佛美沙子など、なかなか豪華な面子が脇を固めております。


何より、当時の新垣結衣が、とにかく可愛い。高校生から十年以上を演じるのですが、スタイリストやヘアメイクに助けられているとはいえ、よく演じております。


脚本も、吉田紀子で、この方元々富良野塾出身ですから、北海道の描写は慣れております。


おかしなところも、いくつかありますが、私は意外に好きでした。




私のブログを、長く読まれているみなさんならば、分かって頂いていると思いますが、例え素人の拙いブログではあっても、ドラマや映画の内容については、極力本筋に触れないように書いております。


それは、自分に課した最低限のルールだと思っているからです。そして、そのことを理解なさっているからこそ、頂戴するコメントも、本筋に触れずに書かれており、見たものだけがわかるようになっております。そして、どうしても本筋のことを話したい場合は、わざわざメッセージで感想を頂くことすらあります。


たかが素人が、何をそこまでと思われるでしょう。でもね、他人様が一所懸命作ったものを、匿名で勝手に批評しているのです。ましてや、これから見ようとしている方々に、あらすじをバラしてしまっては、あまりに失礼です。


私はかつて、映画にどっぷりはまっておりましたが、その時むさぼり読んだ映画に関する本、例えば和田誠、例えば小林信彦、例えば双葉十三郎の文章は、まさにプロフェッショナルでした。核心に触れずに、見事に映画を描写しておりました。そして、映画を見ると、何を言いたかったかが理解出来るのです。


そういう本を読んでいたからこそ、最初から最後までストーリーをバラすだけのような駄文を読むと、無性に腹がたちました。そして、素人の私など、足元にも及びませんが、せめてそういうルールだけは守ろうと思ったのです。


ただ、そういうタイパなどとは無縁の、いわば時代遅れのブログが、ここまで支持されるとは、全く思っておりませんでした。これは本当に嬉しかった。今や1000人ものフォロワーがいるのです。


私のブログは、分かってくれるひとだけが、分かってくれればいい。私の願いは、ただそれだけです。


※遠い昔、映画館で近くに座ったカップルの男性が、滔々と次に何が起きるかを話しているのが聞こえてきて、本気でぶっ飛ばしてやろうと思ったことがありました。


当時は、席は自由だったので、席を変えましたが、シネコンの今なら地獄です。

この間、TBSが、自前のドラマの最終回だけをランキングするという、アタマのおかしいバラエティが放送され、私はボロクソに批判しましたが、世の中上には上があります。いやいや、さすがフジテレビてす。


フジテレビのミステリードラマの、トリックを特集するバラエティだそうです。もはや、何でもありですね。


「古畑任三郎」、「ガリレオ」、「ミステリと言う勿れ」などのドラマのトリックを紹介するのだそうですが、気は確かですか?


例えば、「ガリレオ」は、東野圭吾の原作があります。当たり前ですが、原作者の許可は取ったのですよね?だって、推理小説の根っこの部分である、トリックだけをバラすというのは、普通はあり得ません。


確かに、放送してから時間も経っています。それを今更目くじらを立てるなと仰るかもしれません。しかし、世の中にはマナーというものがあります。


要するに、自前のドラマのダイジェストならば、お金がかかりませんから、まずコストカットありきで進んだ企画なのでしょうが、それにしてもお粗末です。


もはや、批判する気すらおきません。あるのは、諦めの気持ちだけです。今のテレビ屋は、こんなものです。