最終回まで付き合いましたが、草彅剛の「終幕のロンド」は、めちゃくちゃでした。
草彅剛扮する鳥飼と、中村ゆり扮する真琴のキャラクターが、破綻しているのです。
脚本が、同じく草彅剛が主演した、「デフヴォイス」の高橋美幸だったため、期待していたのですが、遺品整理にブラック企業に集団訴訟、それに鳥飼と真琴のラブストーリーまでぶっ込んだため、ドラマの収集がつかなくなってまいりました。
これで、最終回にどうやって着地するのだろうと思っておりましたが、これがまたとんでもないハードランディングで、みんないい人になってしまうのです。
一番の悪役だった、村上弘明扮する御厨ホールディングスの会長など、ワンマンの極みで、あらゆる不祥事を隠蔽していたのですが、そのことを要潤扮する息子の利人に告発され、心労がたたったのか、倒れてしまいます。それが、病室にかけつけた利人に、「ありがとう」はないでしょう。
鳥飼と真琴は、恐らく40前後の設定でしょうが、もう会うことはないと言いながら、子供をだしに使って、すぐにまた会うの繰り返しで、しかも高校生のようなプラトニックで、見ているこっちがこっ恥ずかしくなってしまいます。
諸々の不祥事が明るみにでても、御厨ホールディングスは、利人が社長になり、謝罪と賠償をしてめでたしめでたしです。このコンプライアンスの時代なら、大打撃を受け銀行も黙ってはおりません。そんな、極悪非道な企業なら、同族経営など許さないでしょう。
遺品整理にテーマを絞って、様々なエピソードを重ねたほうが、遥かに良くなったでしょう。
久しぶりに、最終回まで見届けて、なんじゃこりゃと思いました。