大晦日は、結局四時間以上の長丁場にも関わらず、「紅白歌合戦」をリアルタイムで見てしまいました。
矢沢永吉がNHKホールに登場するのは、読んでおりましたが、「止まらないha~ha」までは予想できたものの、「トラベリン・バス」まで唄うとは思いませんでした。
今回、強く感じたことはふたつで、ひとつは、特別枠と言いながら、松任谷由実の扱いが、随分と素っ気ないものだったことと、福山雅治は、稲葉浩志との「木星」は収録でしたが、ラス前の登場だった「クスノキ」は、コンサート会場から、NHKホールにかけつけました。しかし、演奏前のインタビューなどは一切なしで、こちらも何かあっても良いのではと感じました。
もうひとつは、スタッフの不手際を、ネットでは随分と叩かれておりました。確かに、司会の妙な間や、カメラ前をスタッフが横切るなど、あってはならないことがありました。
ただ、それをもって、スタッフの技術の劣化ととるのは、どうかと思います。ステージの装飾がどんどん豪華になり、それを生放送、しかも客前で行っているのです。
ましてや、NHKホールは、ステージはひとつだけです。サブステージでもあれば別ですが、あれだけの演者がいて、ごく少ない、別スタジオと収録だけでは、何か起きないほうがおかしい。
例えば、民放であれが出来るかといえば、私は無理だと思います。若干のトラブルはありましたが、よくやっていると感じました。
むしろ、けん玉だのドミノだの、温泉からの中継だのをやめてしまい、もっとシンプルな構成にして、歌そのものを楽しむのが、本来の紅白歌合戦だと思います。
で、ここからが、私の本音です。
N響の皆さんは、「天城越え」を演奏しましたが、芸大出てN響にまで入って、なんで大晦日に石川さゆりのバックをやらなきゃなんないのよ…と、ボヤキが聞こえるようでした。
玉置浩二の「ファンファーレ」も、福山雅治と稲葉浩志の「木星」も、どちらもTBSのドラマ絡みです。本来は、TBSで初披露でしょうに。
TBSの音楽番組のスタッフは、忸怩たる思いだったでしょう。逆にいえば、よくNHKは、彼らを引っ張り出せたと思います。
収録でしたが、私の一番は米津玄師です。ダブルのスーツに、レザーをまとい、ニーハイブーツを履くという、奇っ怪なスタイルながら、これがなぜかかっこいい。映像も、ミュージックビデオのようでした。
矢沢永吉の生出演が完全サプライズなら、あの永ちゃんのタオルは、いつ配ったのでしょう?出演者や審査員は、スタッフが配れますが、客席の方々は、どうしたのでしょう?
最後に、これは改めてほしいのですが、オープニングで審査員を全員きちんと紹介しないのは、失礼極まりないと思います。ここ何年か、こういうことが見受けられました。