通常のスタイルとしては、久しぶりの「孤独のグルメ」が始まりました。


いきなり、藤沢市善行です。全国レベルのグルメ番組では、まず取り上げられないような地域です。そもそも私など、大変失礼ながら、善行という地名を初めて知りました。


今回は定食屋で、松重豊扮する五郎が食べたのは、サバのみりん干しと豚汁、さらにサバの文化干しに豚汁うどんです。


偉大なるマンネリとでも言ったら良いのか、見事なほど何も変わりません。五郎さんひとりで黙々と食べるだけです。大袈裟な表情を見せるわけでもなく、心の声として、五郎さんのナレーションが被ります。しかし、それがいい。ヘタにいじくる必要がないのです。


「深夜食堂」では、赤いウインナーばかり食べる、新宿のヤクザ、竜ちゃんを演じている松重豊は、元々捕まる側が捕まえる側のどちらかがほとんどでした。それが、「孤独のグルメ」で、テレビドラマで初主演をすることで、がらりと変わりました。


松重豊が、今のポジションまでに至るきっかけは、間違いなくこのドラマです。本人は、もうそろそろと考えているでしょうが、テレ東は、絶対にやめたくないでしょうなあ。

当初ノーマークでしたが、「東京PD」の評判が良いようです。私のブログの読者の方も、何人か薦めてくださいました。


今更ですが、3月31日で、まだやっているので、最終回だと思って見ておりましたら、何と続きがあり、来週が最終回だそうです。


1話しか見ていないので、偉そうなことは申せませんが、警察の内部の軋轢や、縄張り意識などを、結構リアルに描いており、かなり硬派な内容でした。


ただ、です。


これは、私の勝手な思い入れなのですが、吹越満が警視総監、捜査一課長が津田寛治というのが、どうにも、、、


いえ、彼らが悪いのではありません。このふたりが並ぶと、嫌でも「特捜9」を思い出してしまうのです。しかも、あちらは長かったので、その2人が、警察のトップと、現場のトップというのは、妙に引っかかるのです。


他に誰かいたでしょうに。随分と出世したものです。


少し遅くなりましたが、「リブート」について。


まあ、予想が当たったところ、外れたところ、色々ありましたが、落ち着くところに落ち着きました。とにかく派手なドラマでした。


結局、家族がテーマでした。整形してまで、家族を守ろうとした者、自分が死刑になろうとも、残された家族の安全を懇願した者、家族を知らずに育ち、シェルターというかたちで、同じような境遇の子供たちを救おうとした者、そして、実の兄を逮捕し、出世を手に入れ増したが、家族を失った者。


ブログに書くのが遅れたのは、再度見直したかったからです。ラストでサプライズ出演もありましたが、こうするかないハッピーエンドです。このドラマには、世間一般受けしそうな、あらゆるものが詰まっておりました。


けれど私には、あと2回を残すだけとなった、「あにき」の再放送のほうが愛おしいのです。だから、そのことばかりを書いておりました。


そこには、私たちが失ってしまった、様々なものが描かれているからです。たくさんの名優、下町の情景、そして街から消えたもの。


単なるノスタルジーかも知れません。しかし、これが心に沁みるのです。