清水尋也が、逮捕されました。薬物だそうです。本人も使用を認めたという報道もありました。


勿体ない。せっかくいい役がつきだして、これからと言う時に、どうしてこういうことをするのでしょう?


で、「19番目のカルテ」です。よりによって今週が最終回です。


これ、どうするのでしょう?彼は主要キャストのひとりです。


全て出番をカットするのではという報道もありましたが、これ、不可抗力です。俳優を管理する事務所は責められても仕方ありませんが、ドラマに罪はありません。


このドラマは、◯月◯日に収録したものですと、テロップ流しておしまいで、いいのとちゃいますか?


彼の出番を全て消すなど、無茶です。そりゃ、文句を言ってくるのもいるでしょうが、ほっとけばいいんです。


もらい事故です。しゃーないですって。


※しかし、「海に眠るダイヤモンド」でも、好演していたのに、なんと勿体ないことを。


さらに、「ジョブチューン」には、番宣で出ているそうですね。


どこが番宣ですか。

露口茂さんのことを、昨日書いたところ、たくさんのコメント、メッセージを頂戴いたしました。


私は、小学6年か、中1の時に、「太陽にほえろ」が始まったのですが、その時、一緒に見ていたのが、「国盗り物語」の忍者、葛籠の重蔵であります。


重蔵の師匠が、伊藤雄之助扮する都甲市朗左衛門なのですが、高橋英樹扮する信長に殺されます。そのため重蔵は、師匠の仇として信長を付け狙うのです。


山さんとは全く違うキャラクターなのですが、まだガキの私には、こちらも強烈な印象を残しました。そして、役者、露口茂に強く惹かれたのです。


さて、「太陽にほえろ」は、当初のアクションがメインから、回によってはですが、次第に「刑事コロンボ」のような、ミステリーの要素が強くなってまいりました。


そんな時、忘れられない傑作を産みました。


「逆転」というタイトルの回です。ここからは、私の記憶だけを頼りに書きますので、思い違いなどがあればご容赦ください。


容疑者は、かつての山さんの先輩刑事なのですが、それがなんと!西村晃なのです。ドラマは文字通り、露口茂と西村晃の一騎打ちで、西村晃扮する権藤義一のアリバイは完璧なのですが、その完璧すぎるアリバイに、山さんは逆に疑いを持つのです。


どうやっても突き崩せない山さんは、とあるトラップを仕掛けて、権藤のアリバイを崩します。稀代の名優ふたりが、ほとんどが取調室のなかで、心理戦を繰り広げるのですから、これはたまりません。


何せ、半世紀ほど前なのに、西村晃さんの役名を、私はフルで覚えているくらいなのです。当時はビデオなど一般家庭用にはなかったので、イヤホンジャックからコードを繋いで、音だけを録音して、何度も聞いたものです。


権藤は、かつての後輩で自分の教え子である山さんが、どこからアリバイを崩そうとするかを全て想定して、あらゆる予防線を引いておりました。それはまるで、将棋の名人戦のようなもので、ヒリヒリした空気が、こちらまで伝わってまいりました。


しかし、ドラマとして見たのは、たった一度だけなのです。我ながら、良く覚えていたものです。そして、落としの山さんの真骨頂のような回でした。


※どこかで流したとは思いますが、私はとうとうワイドショーなどで、露口さんの訃報を見ることはありませんでした。取るに足らないアイドルの、取るに足らないイベントの報道は、何度も流しているのにです。


そして、私のブログには、こんなにも露口さんを悼む声が集まっているのにです。

世の中には、不思議な力を持った人がおります。私の古い友人もそうです。


遠い昔、私は、一年だけ北関東におりました。大学に行っていたのですが、どうにも自分にあわないと思い、通ってひと月でもう、違う大学へ行くことを考えておりました。


大学に通いながら、下宿で参考書と格闘する毎日でしたが、予備校の模擬試験にだけは行っておりました。その間は、東京で浪人をしていた友人のアパートに泊めてもらい、お金を節約しておりました。


神田あたりで試験を受けて、帰ろうと思った時のことです。私の名前を呼ぶ方がいるのです。そんなわけないと思いましたが、確かに私の名前です。誰かと思うと、なんと!地元の友人ではないですか。


たまたま、東京に来ていたのだそうですが、こんな偶然、まずありません。だって東京なのです。神田なのです。しかも、北関東と地元に普段は住んでいるのです。ましてや、地元の夏祭りではないのです。


で、続きがあります。


これは、一度書いたかもしれません。その彼と一緒に、宇崎竜童のコンサートに行ったことがありました。今はなき、新宿コマ劇場の地下に、シアターアップルというホールがありまして、深夜スタートの、一夜限りの弾き語りコンサートでした。


そこは、カウンターがあり、軽い食事やドリンクが飲めるので、ふたりでコーヒーか何かを飲んでいたと思います。その時、ふとカウンターの反対側に座っている女性を見て、「げっ?」と思いました。


松坂慶子さんです。コンサートを見に来ていたのです。


当時の松坂さんといえば、日本の映画女優のトップです。それはそれは綺麗なんてものではありませんでした。


私は、友人に言いました。「いいか、黙って聞け、そして、絶対にずっと見るな。向かいに松坂慶子がいる」と。


見つめないわけがありません。プライベートの芸能人を、ましてやトップ女優を初めて見た彼は、完全に固まってしまいました。


凝視です。少し視線をそらせと言ってもききません。


その後、松坂さんは、連れの女性とふたりで席を離れました。後に、彼の言ったことは、今も忘れません。


「タモリの気持ちがわかった」と。


かつて、早稲田の学食で、タモリさんは、吉永小百合さんを見かけたことがあるそうです。その時、吉永さんは、いくらかご飯を残したそうですが、タモリさんは、それを食べたいと思ったそうです。


松坂さんは、その時カレーを食べておりましたが、少し残したのです。「残しちゃった」という声まで聞こえたそうです。


後で言っておりましたが、彼はその時、本気で残りのカレーを食べたいと思ったそうです。


引力、あると思いました。