この間も書きましたが、TBSが放送した、「ドラマのプロ、脚本家が選んだTBSドラマ最強の最終回」は、無茶苦茶な企画です。
そもそも、ベストのラストシーンを、脚本家に選ばせるということ自体が無理筋で、こんなものに協力した脚本家の見識を疑います。
私の勝手な想像ですが、「MIU404」や「アンナチュラル」が、ランクインしたにも関わらず、全く取り上げなかったのは、脚本の野木亜紀子さんか、制作スタッフが反対したからではないでしょうか?
だって、例えば「アンナチュラル」なら、真犯人を明かすことになり、そんなこと出来るわけがないのです。
これが、いかに馬鹿げた企画か、わかりやすい例があります。
「キャリー」という映画かありました。
学校で苛められっ子だったキャリーは、プロムで酷いイジメを受け、晒し者にされます。そのことでキャリーは覚醒し、超能力でいじめた連中に復讐します。
その後は、映画好きなら誰でも知っている有名なラストシーンがありますが、これ、書けます?
書けませんよねえ。書けるわけがない。それはまだ見ていない方へのルールといってもいい。勿論、書けるラストもありますが、映画ファンならば、書いていいものと、ダメなものはわかります。
あの番組は、TBSのドラマに限っておりましたが、だから何をしてもいいというわけがない。例えば、世界の映画、衝撃のラストシーンベストテンみたいな企画だったら、「猿の惑星」や「キャリー」のラストが入るでしょうが、そんなもの流したらテレビ局に火をつけられますよ。
私が絶賛している「スティング」なら尚更です。例え、どんなに昔の作品で、語り継がれている映画であっても、最低限のマナーがあります。
けれど、いま氾濫している、「元気になる曲ベストテン」みたいな感覚で、テレ朝あたりなら、本当にそのうち、やりそうな気がします。
※けさ、クラウディア・カルディナーレの訃報が報道され、代表作として、「山猫」、「8 1/2」が挙げられておりました。確かにヴィスコンティやフェリーニの名作ですが、まずは「刑事」でしょうよ。それこそ、あのシーンですよ。ザ、イタリア映画ですよ。
賭けてもいいです。彼女の映画など、ワイドショーのスタッフは、だーれも見ていないでしょう。