瀕死状態と言われるフジテレビが、今期はかなり気合いの入ったドラマを、連発しております。ただし、一発目の「キッドナップゲーム」は、私にはギブアップで、なかなか厳しい船出でしたが、こちらはまさに、ど本命です。


「ポリティカルパン」。何せ「アンナチュラル」の野木亜紀子と石原さとみがタッグを組み、高橋一生、河合優実、渡部篤郎、草刈正雄と、主役級の面子を揃えました。


しかも!初回だけで、余貴美子、寛一郎、酒向芳、岩松了、古舘寛治と、まあ濃い面子が続々と登場しました。


石原さとみ扮する弥生は、泥棒です。金のあるところから盗みたいのですが、格差は広がるばかりで、国民のほとんどは、お金がありません。ちなみに、舞台となるのは、ニッポニアという架空の国ですが、誰が見ても日本です。


そこでは、国会議員は世襲が繰り返され、議員たちは、安い給料の取締役を兼任することで、本来負担するはずの高額の社会保険を、安く抑えておりました。それでいて、本来血税が原資である、官房機密費を、与党の議員にばらまいておりました。まんま、いまの日本です。


弥生は、その官房機密費に目をつけます。領収書のいらない、盗んでも国民には何ら影響のないお金ですが、そのお金を盗むには、政権与党の中枢にならなければなりません。そこで弥生は、草刈正雄扮する副総理、小早川の娘である、河合優実扮する雅に目をつけます。


弥生は、雅に近づき、衆議院選挙への立候補を持ちかけます。こうなると、嫌でも「銀河の一票」を思い出しますが、テイストはかなり違います。


野木亜紀子さんの作品は、第二話から一気にアクセルが入る場合が多いのですが、今回は登場人物が多いなか、一話でかなりお話が進んでおります。


コメディでもなければ、ガチガチのシリアスでもありません。ひとつ間違えると、どっちつかずになってしまいますが、さすが野木亜紀子です。バランスは悪くありません。


いずれにせよ、次回です。


※渡部篤郎は、もはや無双状態です。得体の知れないキャラを、楽しそうに演じております。


それと、拾い物は、コットンのきょんです。これから、ドラマのオファーが増えそうです。