WOWOWで、東野圭吾原作の、「虚ろな十字架」が始まりました。主演は香取慎吾、監督はなんと!瀬々敬久です。


私は昔、「黒い下着の女 雷魚」なんていう、いわゆるピンク映画で、瀬々さんの名前を知っておりました。それが今や、「ロクヨン」まで監督するようになったのですから、大したものです。


これ、かなり死刑制度がテーマですから、相当重いドラマです。香取慎吾扮する中原は、過去に一人娘を殺害されました。強盗殺人で、無期懲役をくらった男が、仮釈中に一面識もない中原宅に侵入し、留守番をしていた娘のまなみを、衝動的に殺害したのです。


裁判では、一審において無期懲役と判決が出るのですが、中原は控訴し、高裁では一転死刑になります。しかし、中原も、鈴木杏扮する妻の小夜子も、心が晴れることはなく、ふたりは離婚します。


それから十数年経ち、中原に小夜子が殺されたという連絡が入ります。ドラマはそこから始まります。


見ていて、なかなかしんどいドラマです。決して楽しくはありません。しかし、「さまよう刃」もそうですが、東野圭吾作品では、こういう作風のものも結構見られます。


これから、赤楚衛二や宇崎竜童も出てまいります。小夜子が、なぜ殺されなければならなかったかが、これから明らかになるのでしょう。


※子供が殺されてすぐ、中原は警察に呼ばれて、事情聴取を受けますが、幼い一人娘を失った被害者に、刑事は執拗にアリバイを確認します。警察はあそこまで露骨に、父親に容疑者扱いの物言いはしないでしょう。