昨年、佐藤二朗が映画の助演男優賞を席巻した、「爆弾」が、WOWOWで放送されました。


酒屋で暴れた、スズキタゴサクと名乗る男が、警察に連行されます。しかし、その男は、記憶が一切ないと主張し、それでいて爆弾のことを仄めかします。


供述のなかに、様々なヒントかちりばめられており、警察は何とか爆発を阻止しようといたします。


ただ、これほど中身のことを書けない映画もありません。これは大変難しい。隔靴掻痒なのは、お許しください。


スズキタゴサクに扮する佐藤二朗は、まさに圧巻です。髪を刈り上げ、ヒゲをたくわえ、わけのわからない供述を繰り返して、山田裕貴、渡部篤郎、染谷将太らの刑事たちを、見事に翻弄いたします。


また、山田裕貴扮する刑事、類家もいい。天才的な頭脳を駆使して、スズキの供述のなかのヒントを、パズルのように繋ぎ合わせていきます。


渡部篤郎は、類家の先輩刑事役なのですが、今まで共演が多かった佐藤二朗が、実質主演に近いため、喜んで映画の出演を決め、舞台挨拶では号泣しておりました。


今までの佐藤二朗を想像して、映画を見ると大怪我をいたしますが、面白さだけは保証いたします。