昨日のブログの記事ランキングは、1位と4位だそうです。けれどブログ全体としては、8位です。相変わらずよくわかりません。
さて、またしても訃報です。
映画監督の、成島出さんが亡くなりました。私と同世代です。死因は肺癌でした。
私が初めて、成島出さんの名前を意識したのは、監督としてではなく、脚本家としてでした。しかも、タイトルは、「大阪極道戦争 しのいだれ」と、「シャブ極道」です。こってこてのヤクザものです。
Vシネみたいなタイトルですが、主演はどちらも役所広司です。ただし、今のように役者のトップクラスではなく、ややくすぶっていたころでした。
これがどちらも、すこぶる面白い。本田博太郎だの、渡辺正行だの、癖の強い面々が、実に楽しそうに演じておりました。前者には、阿部寛も出ておりました。「シャブ極道」など、救いのない破滅型のヤクザのお話ですが、ブラックユーモアが妙に効いており、もろ、私好みでした。
その時、成島出という名前を覚えたのですが、その後は映画監督として、どんどん頭角を現しました。「シャブ極道」の脚本家が、「ソロモンの偽証」や「聯合艦隊司令官 山本五十六」、果ては吉永小百合の主演映画まで監督するようになりました。
役所広司とは、そんな付き合いですから、「連合艦隊聯合艦隊司令官 山本五十六」以外にも、「ファミリア」、「銀河鉄道の父」など、ずっとコンビを組んでおりました。成島さんが初監督した、「油断大敵」も役所さんが主演していたほどですから、相当強い絆で結びつけられていたのでしょう。
ネットニュースでは、映画監督としての成島さんと役所さんの関係を書いておりましたが、その前から、脚本家として繋がりがあったのです。特に、「シャブ極道」の時の、役所広司の演じた、真壁五味というヤクザの壊れっぷりは、尋常ではありませんでした。私が役名まで覚えているほどですから。
何せ、シャブを生業にしている極道自身が、どっぷりシャブにはまるのです。ちなみに、「シャブ極道」というタイトルは、ビデオ発売される時に、ビデ倫からタイトルがなんぼ何でも酷すぎると、改題を求められたという逸話まであります。
今は、日本を代表する名優ですが、この頃があったからこそだと思います。
私は、今夜あたり、録画しておいた「八日目の蝉」を見ようと思います。このあたりから、小池栄子は覚醒いたしました。
合掌。