「さよならノワール」の視聴率が、かなり低いことがニュースになっておりますが、その記事のなかでも、ドラマそのもののクオリティは、極めて高いと書かれておりました。
そうなのです。私もブログに書きましたが、ドラマとしては大変良く出来ております。今期、私が見ているなかでも、トップクラスです。
では、なぜ視聴率が上がらないかといえば、ひとつは、真裏にテレ朝の「クロスロード」があり、前期も、「リボーン」が「夫婦別姓刑事」に圧勝し、視聴習慣で、テレ朝に負け続けていることです。
もうひとつは、内容、キャスティング、ともに地味なことで、特にキャスティングは、小池栄子、北香那、渡部篤郎、戸田恵子、眞島秀和、岡山天音、荒川良々、岡部たかし、浅野和之、利重剛と、ずらりと実力者を揃えているのですが、前にも書いた通りで、どこかの刑事もので見た顔ぶれがほとんどで、新鮮味では著しく劣ります。
ただ、実に勿体ない。これがNHKかTBSなら、それなりの数字を取ったと思います。
何より、今や大ベテランの域に入った、井上由美子の脚本は、起承転結がしっかりしており、妙なはったりを加えることなく、しかも一話完結でありながら、全体を通して、渡部篤郎扮する上司、山崎の失踪という、縦糸がしっかりと貫いております。
今回のストーリーも、恒松祐里扮する交通事故の被害者の母がネットでボロクソに叩かれ、ネットリンチに遭うのですが、これが極めてリアルでした。また、岡山天音扮する鴨居の行動も、怪しさが増してまいりました。
半分近く終わりましたが、やはりお薦めです。