いま、サッカーワールドカップの日本戦が、NHKでは放送されておりますが、昨日の地震が今日だったら、NHKはどうしたのだろうと、しょーもないことを考えてしまいました。


さて、先日はBS―NHKで、「羊たちの沈黙」が放送されました。これは、劇場で見ておりますし、その後も何回か見直しました。

 

それでも、また見たくなるのが、この作品で、改めて見ても、完成度が凄まじい。


ジョディ・フォスター扮するクラリスが、アンソニー・ホプキンス扮するレクター博士と出会うまで、わずか10分足らずです。レクター博士は、当たり役になりましたが、とにかく、あの目です。表情です。


僅かに微笑んで、クラリスを見つめるのですが、何とも言い様のない不気味さが漂います。名優、アンソニー・ホプキンス、ここにありです。


連続猟奇殺人事件が発生し、スコット・グレン扮するクラリスの上司が、彼女を収監されているレクター博士に引き合わせ、何とかヒントを得ようとします。これは、「踊る大捜査線」の小泉今日子の元ネタです。


ここから、ラストまで、わずか2時間足らずですが、いささかの弛緩もありません。この後、クラリスは、ジュリアン・ムーアに変わりますが、これはやはりジョディ・フォスターです。


ラストのキューバとおぼしき、のどかな風景が、レクター博士のその後を暗示させ、見るものの背筋を寒くさせます。


未見のかたは、是非。ここまで隙のない映画は、そうはありません。


※レクター博士は、本来大ヒールで残忍なのですが、誰よりも頭が良いため、あまりに魅力的です。

そして、アンソニー・ホプキンスが、あまりにはまっておりました。