中村玉緒さんが、亡くなりました。


最近は、バラエティでしか見かけませんでしたが、歌舞伎の名家の出で、大映画女優です。


私には、花登筺の根性ものや、田宮二郎の「白い巨塔」における、佐々木よしえ役が記憶に残っておりますが、やはり玉緒さんといえば、勝新太郎の奥様ということです。


公私ともども、あれだけ破天荒だった勝新太郎です。勝つプロも倒産し、それでいて散財を繰り返すのですから、そりゃもう大変だったでしょう。しかも、玉緒さん以外は家族全員逮捕されております。


それだけ苦労させられても、勝新太郎の妻ということに誇りを持ち、ひとりで借金を返した玉緒さんは、大したものだと思います。


そして、そんな玉緒さんを間近で見ていたからこそ、明石家さんまさんは、新年恒例の「夢かなえたろか」のタイトルから、玉緒さんの名前を外さなかったのではないでしょうか?


ここのところ、おくやみばかりを書いておりますが、全盛期の玉緒さんを見ているだけに、余計に寂しく感じます。


合掌。


※勝新太郎さんが活躍していたとき、石原裕次郎、三船敏郎、萬屋錦之助と、全員自分のプロダクションを持ちました。


いま、プロデューサーを兼ねる、若い俳優たちが出てきておりますが、遥か昔に、身銭を切って、映画やドラマを制作した先輩たちがいたのです。