「舟を編む」で、私は脚本家、蛭田直美の才能を意識しましたが、いやいや、まさかここまでとは、、、
「銀河の一票」、とんでもなく面白くなってまいりました。初回より二回、二回より三回と、どんどん面白くなってきたのですが、昨日は凄かった。
岩谷健司扮する、選挙の神様、五十嵐は、シシド・カフカ扮する元西多摩市長、蛍を口説くことを、黒木華扮する茉莉に委ねます。
今はパン屋を営む蛍が、野呂佳代扮するあかりに、これから何が起きるか、ズタズタに傷つけられる覚悟はあるかと問いかけます。自身、二度と家族など、大切な人達が傷つけられたくないと思っているのですが、一人息子に背中を押されます。
ひとり、またひとりと、五十嵐曰く、アベンジャーズが揃ってまいりました。それはまるで、「七人の侍」のようです。
蛭田直美の脚本が、一筋縄で行かないのは、松下洸平扮する、都知事選の大本命、流星も、いわゆるボンボンの二世議員ではありませんでした。両親に見捨てられ、坂東彌十郎扮する政治家、鷹臣に救われてここまで来たのでした。
蛍は蛍で、身内の過去をほじくり出され、せっかく市長に当選したのに、辞任する羽目になりましたが、今のパン屋という空間のなかで、自分の理想を実現させておりました。しかも、有権者の身勝手さも、きっちり描くのです。
あかりにも、かつて触れられたくない過去があり、三浦透子扮する新聞記者と、茉莉にも何かありました。それらもこれから間もなく、明らかになるでしょう。
鷹臣は、これから全力で茉莉たちを潰しにかかるでしょう。チームまつりが、どう立ち向かうか、楽しみで仕方ありません。
※星、あかり、流星、蛍、このドラマの主要人物の名前には、みんな光るものがついております。タイトルも銀河です。
政治には闇があります。だからこそ、光が輝きを増すのです。
もうひとつ、大黒摩季の「ああ」の使い方も、実にうまかった。ここまでの密度の脚本を、最近のドラマのなかで、私は知りません。
ぶっ飛ばせ!!