昨日書きました、「冬の運動会」に関するブログは、かなりの反響がありました。


私がしつこく、このドラマのことを書くため、今まで全く知らなかったのですが、そこまで言うなら見てみようと思ったところ、とんでもなく面白かったというコメントも、いくつか頂戴いたしました。


いよいよ最終回を残すのみですが、実はこのドラマの結末を、全く覚えておりません。


改めて見直して、私がはっきりと覚えていたのは、わずか二つです。ひとつは、藤田弓子扮する加代が、くも膜下出血で倒れるところ、もうひとつは、いしだあゆみ扮する日出子の低い喘ぎ声だけが、窓か何かの映像に響くところです。絡みではなく、声だけなのが、妙にエロチックだったのです。


今、見直すと、名だたる名優たちの、さりげない会話であるのに、真剣勝負のようなやり取り、しかもセリフひとつひとつの凄みが、ひしひしと伝わってくるのです。何度も書きましたが、キャスティングのバランスも抜群です。


何より、過剰な演技が全くありません。根津甚八という役者を、世に知らしめたドラマですが、アングラ出身の根津さんにとっても、これだけの名優だらけの現場に放り込まれたら、それは緊張したでしょう。この数年後に、「黄金の日々」の石川五右衛門で、一気にブレイクするのです。


最終回も、恐らく改めて見ることで、いくつかのことを思い出すのでしょうが、もう待ち遠しくて仕方ありません。


※この面子であれば、普通ならトメ、クレジットの一番最後は志村喬なのですが、あえていしだあゆみを持ってまいりました。これも、なかなかの決断です。