このフレーズ、何回か書きました。


今朝の「ばけばけ」、ご覧になりました?


いま、「あさイチ」のプレミアムトークを見ておりますが、本日の吉沢亮扮する錦織の、台詞すらないアップのシーンは、35秒あったそうです。


ヘブン先生を引き止められず、校長になることを辞し、生徒たちに帝大を出ていないことと、教員免許がないことを自ら公表し、錦織は何もかもを失います。


さらにヘブン先生たちが、松江を去る日、錦織は見送りにいかず、家で何もせず、書斎に座っていたのですが、その時喀血するのです。


錦織のモデルになった、西田千太郎は、結核にかかり早逝することは知っておりましたので、このことは織り込み済みではありましたが、あえてこの日に喀血させるのが、まさにドラマです。


この時の、何もかもを悟ったような、吉沢亮の表情と眼差しです。これが私には、「国宝」の喜久雄のあのシーンを思い出させました。あのシーンが何かは、「国宝」を見ていればおわかりだと思います。


私など、「なつぞら」を見るまで、吉沢亮という役者を知りませんでした。だから、「青天を衝け」で、大河ドラマの主役になると聞いたとき、驚いたことを覚えております。


今では、キネマ旬報の主演男優賞をとっても、全く違和感がありません。むしろ当然だと思いました。役者、吉沢亮は、まだまだこれからです。