この間の、「あさイチ」で、自分のベストの映画を特集しておりました。
そのなかで、MCの三人や、ゲストの滝藤賢一、美村里江が、生涯のベストスリーを披露しておりましたが、これは本当に難しい。
私も、今まで、映画のベストを書きましたが、それは30本とか、そういうレベルだから選べるのであって、ベストスリーどころか、ベストテンでも大変です。
例えば、今この瞬間に選ぶなら、私は、「スティング」、「天国と地獄」、「青春の蹉跌」を選びますが、別の時期なら、「七人の侍」や「第三の男」、「転校生」、「仁義なき戦い」などと入れ替わるかもしれません。
だって、数えたことはありませんが、私が見た映画の数は、1000本では到底ききません。恐らく3000くらいはいっていると思います。そりゃ、3本など絞れるわけがないのです。
「あさイチ」のなかでは、博多華丸が、「男はつらいよ」の、17番目という言い方をしておりましたが、これはさすがだと思いました。
「寅次郎、夕焼け小焼け」です。これは傑作です。
この映画において、寅さんはふられておりません。ちなみに、マドンナは太地喜和子です。
宇野重吉と寺尾聰の親子共演に、水戸黄門を演じる前の、佐野浅夫の悪役ぶり、さらには桜井センリの爆笑宴会芸など、盛りだくさんで、私も大好きです。
こういう映画を挙げる人を、私は信用いたします。
※浅丘ルリ子のリリーもそうでしたが、寅さんは、自分と近い境遇のヒロインの時のほうが、輝きを増します。太地喜和子扮するぼたんも芸者でした。
佐野浅夫は、「県警対組織暴力」でも、マル暴の刑事でありながら、その暴力団の顧問として再就職するという、実にらしいキャラクターを、楽しそうに演じておりました。