今日は、仲代達矢さんの訃報よりも熊のニュースを優先させる、日本のニュースについて書こうと思っていたのですが、「アナザーストーリーズ」が、あまりに面白かったので、まずはそのことを。


特集は、大原麗子さんでした。亡くなったのは、いまの私よりも若かったのですね。62歳でした。しかも、あれだけの女優が、孤独死だったのです。


大原さんは、女優ではなく、俳優と呼ばれたがっていた。これが全てです。確か、夫だった渡瀬恒彦さんだったと思いますが、家に帰ったら夫がもうひとりいたと離婚の理由を仰っていたと記憶しております。


高倉健を筆頭に、数々の才能に愛され、女優として一時代を築いたのですが、次第に表舞台からフェードアウトしていきました。倉本總は、その理由をも語っておりました。


当時のスタッフが、様々な証言をするのですが、大原さんは、正真正銘のプロフェッショナルでした。映画を愛し、ドラマを愛し、女優ではなく俳優と呼ばれることを望んだ。


高倉健が、初めてNHKのドラマに出演した、「チロルの挽歌」について、かなり時間を割いておりましたが、山田太一が脚本で、高倉健と杉浦直樹という、これ以上ない座組みのなか、大原さんは素晴らしい芝居を見せました。


私は、録画したものを持っておりますが、あの役を演じられるのは、当時でも大原さんしかいないでしょう。


再放送や配信があるかはわかりませんが、見る機会があったら、ぜひ見てほしいと思う内容でした。