先程、ネットニュースで、訃報を知りました。
仲代達矢さんが亡くなりました。
つい、この間、インタビューか何かを見た記憶があったため、高齢ではありますが、まだお元気だとばかり思っておりました。
これで、黒澤明監督がピークの頃の俳優は、ほぼいなくなりました。
ただ、仲代達矢さんのすごいところは、黒澤明監督だけでなく、山本薩夫監督と五社英雄監督という、まさに真逆のテイストの監督の両方に主演を張れるところです。
「華麗なる一族」、「不毛地帯」といった作品と、「鬼龍院花子の生涯」、「雲霧仁左衛門」、これらすべてに出ているのです。こんな役者はおりません。
それでいて、「影武者」、「乱」に主演しているのです。ただ、クロサワ映画では、私は、仲代さんなら、「天国と地獄」や「用心棒」です。どちらも三船敏郎の二番手ながら、強烈な光を放っておりました。
俳優座出身ですが、自ら無名塾を設立し、そこから役所広司や若村麻由美を育てました。
最近は、今の日本の状況に、強い危惧を抱いておりました。享年92、それでも、まだ仲代さんたかった。紛れもなく、今の日本の俳優のトップです。
合掌。
※私が、夢想していたのは、「華麗なる一族」の万俵大介です。かつて、映画で長男の鉄平を演じましたが、佐分利信ら、錚々たる名優が演じた大介を、仲代さんで見たかった。
そして、鉄平には、中井貴一で見たかったのですが、中井さんはWOWOWで、もはや大介を演じる年齢になってしまいました。
時の流れは、あっと言う間です。
※「人間の条件」を、私は山本薩夫監督だと、ずっと勘違いしておりました。山本監督は、「戦争と人間」でした。そして、「戦争と人間」には、仲代さんは出ておりません。
完全にごっちゃになっておりました。お詫びして訂正いたします。