NHKが本気になると、時にこういうとんでもないものを作ります。


「シミュレーション 昭和16年の敗戦」。これはまいった。


日米開戦となった場合、日本がどうなるのかを、当時の政府が、各方面から日本の才能を集めて研究させます。模擬内閣を作りますが、その総理大臣にあてられるのが、池松壮亮扮する宇治田です。


このドラマを作ったのが、なんと石井裕也監督です。脚本、編集も担当しております。そして、出てくる役者がすさまじい。


模擬内閣に参加する新聞記者、樺嶋は仲野太賀、そう、来年の大河ドラマ、「豊臣兄弟!」のふたりです。さらに、二階堂ふみ、佐藤浩市、江口洋介、國村隼、佐藤隆太、別所哲也、三浦貴大、中村蒼、岩田剛典、北村有起哉、渡辺いっけいなど、大河ドラマレベルの面子を揃えました。これに後編では、松田龍平、奥田瑛二まで出てまいります。


いや、面白いなんてものではありません。カメラワークなど、もろ映画です。そして宇治田が、なぜ模擬内閣の総理大臣に抜擢されたかも、次第に明らかになります。しかし、彼に見えていた未来は、壊滅的な敗戦でした。


今こそ、作られるべきドラマ、今こそ、見なければいけないドラマです。NHKは、よく石井裕也に委ねたと思います。今日は後編です。くれぐれもお見逃しなく。