先程の続きです。


このことは、何度か書きましたが、東野圭吾の傑作、「白夜行」は、何度も映像化されておりますが、ダントツは、綾瀬はるか、山田孝之のバージョンです。


森下佳子さんの脚本でしたが、あまりに面白かったので、後に原作を読んで仰天いたしました。


ドラマでは、最初に発端となる事件の犯人を明かしているのですが、原作では真逆なのです。そもそも、主人公である二人が、一緒にいるところなど、原作では皆無なのです。さすがにこれには驚きました。


しかし、それでいて抜群に面白く、話に破綻もないのです。この作品で、私は、森下佳子という脚本家の腕を知りました。


後に、堀北真希で映画化されたり、韓国でも映画化されましたが、ドラマには遠く及びませんでした。


逆に、WOWOWで放送された、同じ東野圭吾作品の、「幻夜」というドラマがありました。こちらは、あまりに御都合主義のため、東野圭吾が、こんなしょーもない小説を書くのかと疑問に思い、原作を読んだところ、とびきり面白い作品でした。


つまり、脚本家が、余計なことをしたのです。それくらい、何でもかんでも映像化すればよいというものではないのです。、


最近では、「舟を編む」です。現代に設定を置き換え、映画では主人公だった、編集者の馬締を脇に回し、辞書には素人だったみどりを主人公に変え、映画とは違う名作に仕上げました。


どんないい食材でも、料理人の腕が二流なら、台無しにしてしまいます。「照子と瑠衣」は、途中までは本当に良く出来ていたので、実に残念です。