「19番目のカルテ」は、なかなかです。
特に今回は、声が命のアナウンサーが、咽頭癌に冒されるというお話なのですが、そのアナウンサー堀田を演じるのが、津田健次郎です。
これ以上のキャスティングはありません。本職は声優ですから、堀田の苦悩は、誰よりもリアルに感じるでしょう。
松本潤扮する徳重に、堀田は診察を求めます。と、いうのも、かつて田中泯扮する、徳重の師匠、赤池のドキュメンタリーのナレーションを、堀田が担当しており、総合診療科のことを知っていたからです。
時を同じくして、赤池が、徳重を訪ねてまいります。実は、池田成志扮する東郷も、赤池の教え子だったのです。
堀田の癌は、まだステージ1なので、元通りの声に戻る可能性は高いのですが、100%ではありません。そして、今の声を失うことは、堀田にとって死を意味します。
ひょっとしたら、放射線治療でも、完治できるかもしれない。けれと、手術よりも根治できる確率は低くなります。出来ることなら、のどにメスはいれたくありません。堀田なら、それは当然のことです。
そんなキャラを、津田健次郎は、自分自身のことであるかのように演じます。このドラマは、毎回かなりのクオリティーですが、今回は出色でした。まさに、適材適所でした。
そして、徳重は堀田に伝えます。これからもずっと、自分が寄り添うと。そして、話を聞くと。松本潤、あくまで私が見たなかですが、ドラマではベストだと思います。