ジェームス三木さんが亡くなりました。
数年前から、全く作品を見なくなっていたので、闘病中だったのかもしれません。
元々、ホームドラマやコメディなどで定評があったのですが、初めて書いた大河ドラマ、「独眼竜政宗」で、その評価を一変させました。
時代劇でも抜群で、大河ドラマらしい大河ドラマでした。いま、ちょうどBS-NHKで再放送しておりますが、私は全て録画しております。
キャスティングは、三木さんの意向が全て反映されているわけではないでしょうが、当時はまだ、朝ドラでヒロインの夫役だった渡辺謙を大抜擢し、三浦友和、西郷輝彦ら主役クラスを続々と投入、何より、秀吉に勝新太郎、家康に津川雅彦というのがすごい。
NHKに、勝新ですよ。間違いなく、大河史上最高の秀吉です。そして津川さんは、これ以降何度も家康を演じます。それくらいのはまり役でした。
「独眼竜政宗」を当てたあと、三木さんは「八代将軍吉宗」、「葵、徳川三代」と、三度も大河ドラマの脚本を書きます。いずれも、今では絶対に実現できないほどの豪華な顔ぶれです。
奇をてらわない、オーソドックスでありながら、実にドラマチックで、風格を兼ね備えた作品ばかりでした。視聴率も大変なものでした。
また、津川雅彦さんとは、朝ドラ「澪つくし」からの名コンビで、いわゆる二枚目俳優だった津川さんが、名実ともに大御所になったのは、三木さんの功績でもありました。
ただ、女性関係では色々あり、奥様がそのことを暴露してしまったため、物議を醸しました。
享年90、まさにミスター大河ドラマでした。
合掌。