「しあわせは食べて寝て待て」が終わりましたが、始まったのが三月ほど前です。そこで、初回を改めて見てみたところ、様々な発見がありました。
桜井ユキ扮する麦巻さとこが登場したとき、見事なほど無表情でした。顔も青白く、生気がないという表現がぴったりです。
膠原病にかかり、生活が一変し、ようやく会社に出勤できるくらいになり、復職したところ、後輩から陰湿ないたずらをされ、退社せざるを得なくなります。そこには、絶望しかありませんでした。
そして、普通ならば、です。
ここでさとこは、薬膳と出会い、美味しそうな料理を食べて、元気になっていきます。そして、その薬膳を教える、宮沢氷魚扮する司と恋愛関係になるのですが、福士誠治扮する会社の社長、唐もさとこに想いを寄せ、三角関係になる。こんなお話になりがちです。
唐には、そんな気配もありますが、恋愛ドラマには全くなりませんでした。そして、さとこの病気も、そんなにヤワなものではありません。
けれど、最終回と比べれば、表情が格段に違います。感情が読み取れるのです。そして、強くなりました。
櫻井ユキは、私が思っていた以上に、遥かに素晴らしい女優でした。しぐさ、眼差し、歩き方
、本当にさりげないところで、きちんと芝居をしております。
彼女を主演に据えたのは、スタッフの慧眼です。そして、録画をしている方は、最初から改めて見るべきです。
私も、全て見直します。
※司の友達の、引きこもりの青年ですが、どこかで名前を見たことがあると思っていたのですが、「ドラゴン桜」のヤンキー高校生でした。髪型がまるで違うので、全く気付きませんでした。