「しあわせは、食べて寝て待て」は、刺さりました。


桜井ユキ扮するさとこは、団地の一部屋を、加賀まりこ扮する鈴から譲り受けることを決意したのですが、池津祥子扮する、鈴の娘が現れ、私になんの相談もなかったと言われました。


また、朝加真由美扮する、さとこの母親も訪ねてきて、デパ地下でハンバーグ、餃子、海老グラタン、酢豚、こってりした惣菜を買ってきて、食べることを無理強いします。


母親の一言一言が、今のさとこには、心に突き刺さります。何度も何度も、病気のことを母親に説明していたのですが、若いから治るだの、もっと栄養をつけろだのと、自分勝手な理屈を並べ、しまいには、もらう予定の部屋までに、狭いと文句をつけ、あんたと話すと気が滅入るとまで言います。


私も、内容は違いますが、父親から何度も何度も同じことについて説明を求められ、傷ついたことを覚えております。親に悪気はないことはわかっているのですが、堪えるものは堪えるのです。


宮崎美子扮するウズラさんから、子供と同居することの、親側の覚悟を聞かされ、さとこは、自分の母親のことを思います。母親が自分を訪ねてきたのも、同居の家族みんなでお寿司を食べに行き、自分だけ留守番だったのです。

 

ちょうど母親が、スマホを忘れていったため、一度は送ろうとしたのですが、さとこは自分で届けに行きます。そこで、孫とままごとをする母親を見て、なぜ、自分にあのような惣菜を買ってきたかを思い出し、衝撃を受けるのです。


鈴の娘も、財産欲しさに文句を言っているのではありませんでした。宮沢氷魚扮する司にも、とても感謝をしておりました。


親を思わない子供はいないし、子供を愛していない親もいないのです。


※「丈夫に産んであげられなくてごめん」。


これは、さとこを見かけた母親の言葉ですが、私も子供に対して、いつも同じ事を思っております。私の体質が、遺伝してしまったからです。